罪人よやすらかに眠れ
この館に、業を抱えていない人間が来てはいけないんです。
定価:
1,620円(税込み)
発売日:2015年12月02日
- ISBN コード : 9784041037331
- サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 208ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 127 × 188 × 20.0 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●石持 浅海:
石持浅海 (いしもち あさみ)
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。97年、鮎川哲也編『本格推理11』に短篇「暗い箱の中で」を発表、2002年『アイルランドの薔薇』で長篇デビュー。著書は『月の扉』『扉は閉ざされたまま』『カード・ウォッチャー』『わたしたちが少女と呼ばれていた頃』『三階に止まる』『御子を抱く』『身代わり島』『トラップ・ハウス』『凪の司祭』『見えない復讐』他多数。
石持浅海 (いしもち あさみ)
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。97年、鮎川哲也編『本格推理11』に短篇「暗い箱の中で」を発表、2002年『アイルランドの薔薇』で長篇デビュー。著書は『月の扉』『扉は閉ざされたまま』『カード・ウォッチャー』『わたしたちが少女と呼ばれていた頃』『三階に止まる』『御子を抱く』『身代わり島』『トラップ・ハウス』『凪の司祭』『見えない復讐』他多数。
「この館に、業を抱えていない人間が来てはいけないんです」
北海道札幌市、中島公園のすぐそばに不思議な《館》がある。
公園と同じ名の表札を掲げるその建物に、吸い寄せられるように足を踏み入れた客の境遇はさまざまだ。
「友人と、その恋人」を連れた若者、
「はじめての一人旅」に出た小学生の女の子、
「徘徊と彷徨」をせざるを得ない中年男性、
「懐かしい友だち」を思い出すOL、
「待ち人来たらず」に困惑する青年、
「今度こそ、さよなら」をするために過去をひもとく女性……。
そして彼らを待ち受けるのは、北良(きたら)と名乗るおそろしく頭の切れる男。
果たして迷える客人たちは、何を抱えて《館》を訪れたのか?
ロジックの名手が紡ぐ、6つの謎。
まったく新しい《館》ミステリ、ここに誕生!