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黄泉坂案内人 三条目

1,430円(税込)
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発売日2017年07月28日
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  • ISBN コード : 9784041049808
  • サイズ :四六判 変形   総ページ数: 240
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 16.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

妻と娘よ、どうか幸せに――。面白うてやがて涙ホロリの魂救済ストーリー

この世とあの世の狭間で迷える魂を救う仕事をしている、
元タクシー運転手の速人と少女・彩葉(いろは)。
死者の心残りを解決していく日々だが、
速人は「この世」に残してきた妻と娘のことがいつも気にかかっていた。

===

この世とあの世の狭間にある入日村。
クラシックカー・デューセンバーグとして、死者の魂を送る「黄泉坂」を行き来する元タクシー運転手の速人と、150年生きて(?)いる少女・彩葉。
妖たちとともに、死者の未練を彼らなりに紐解いていく日々だ。
新型エンジンを開発していた自動車メーカーの研究者、あるお客を待っていた石巻の小料理店の板前、詐欺ビジネスを行っていた若者。
死者にはそれぞれ物語がある。
そして、速人には妻と娘がいた。娘の雪音は、父の帰りを待っていた……。


大切なことを話せないまま姿を消した人が、そこにいる。

今日もまた、誰かの魂が坂の下で足を止めるだろう。
その心残りに寄り添い、坂を上る手助けをする、速人たち「黄泉坂案内人」。
『僕僕先生』の著者が贈る感動ファンタジー!

著訳者プロフィール

●仁木 英之:1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、『撲撲少年』『黄泉坂案内人』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

目次

 序  
第一話 エンジン・ゼンカイ
第二話 予約席
第三話 ドリーム・ランド
第四話 父の帰還
第五話 俺とあいつのウィニングショット
第六話 黄泉坂案内猫
最終話 伝わる想い