悲劇文学の発生・まぼろしの豪族和邇氏

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悲劇文学の発生・まぼろしの豪族和邇氏

1,320円(税込)
発売日2017年06月17日
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  • ISBN コード : 9784044002381
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 224ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

古代日本の伝承を管理し、語り継いだ者の謎を追う珠玉の論考。

いかにして日本民族に、悲哀の文学とも称すべきものが発生したか、そしてその管理者は誰であったか、更になぜこの管理者が自分の味った悲劇として語らねばならなかったか――処女作「悲劇文学の発生」をはじめ、語りと伝承者、悲劇文学の流通を論じる四篇を収録。『古事記』のなかに頻出する豪族和邇氏の存在に着目し、その謎と伝承との関わりを解き明かす。国文学者・角川源義の原点をさぐる、珠玉の論考集。解説・三浦佑之

著訳者プロフィール

●角川 源義:大正6年(1917)、富山県生まれ。國學院大學卒。大学時代は折口信夫や柳田國男に師事。昭和17年『悲劇文学の発生』を刊行。20年、角川書店を設立。24年、角川文庫創刊。27年に俳句総合誌「俳句」、29年には短歌総合誌「短歌」を創刊。蛇笏賞や迢空賞を創設する他、俳人協会・俳句文学館の設立など戦後の俳句・短歌ジャーナリズムの活性化にも貢献。著書に『語り物文芸の発生』『近代文学の孤独』『角川源義全句集』などがある。50年、逝去。

目次

悲劇文学の発生──説話の管理者に対する一考察
和邇部の伝承──婚姻説話と誇張咄と
まぼろしの豪族和邇氏
日本海時代──海の古代史

解説  三浦佑之
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