KADOKAWA Group

カドスト

シェアする:
X Facebook

点と魂と スイートスポットを探して

編・著: 梶山 寿子
発売日
2017年05月02日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
1,650
ISBNコード
9784048929394
商品形態
一般書
サイズ
B6判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 182 × 11.5 mm
総ページ数
176ページ
プロフェッショナルには共通の“魂”がある
点(スイートスポット)を使いこなすことは、人生の芯をとらえること。その理想を追い求める魂こそ、一流の証なのだ。
日本を代表するピアニストである小山実稚恵が、雑誌「音楽の友(音楽之友社)」で2年間に渡り連載した対談をもとに新たに書き起こしたエッセイ。
12人のプロフェッショナルとの対談から得た、たくさんの学びや貴重な発見を綴る。
■集録対談者(敬称略)
原田雅彦/荻原健司/岡崎朋美/高橋尚子/大竹しのぶ/野村萬斎/工藤公康/奥野史子/羽生善治/小林寛道/熊川哲也/山崎直子

目次

序章

第1章 雪と氷とピアノ
  身近だった雪と氷
  「点をつかまえて」飛ぶ
  ピアノの音も天候で変わる
  悪天候のせいにせず、あきらめる
  舞台を支えるワックスマンと調律師
  世界一のリンクにする
  スケート靴は素足で履く
  「未知のスピード感」を求めて

第2章 「好き」が自分を動かす
  ピアノに魅せられて
  きつい練習のあとに、また走る
  オリンピックでは靴を50足用意
  「好き」が強さの原点
  気持ちだから、声は枯れない
  いつもゼロからはじめる
  すり足で動く「ゴジラ」
  狂言をやる意味とは
  “額縁”のなかの空間を埋める

第3章 心とからだの脱力
  ピアノに腕力は必要ない
  脱力できれば、いい投手になれる
  ボールを持つようにコップをつかむ
  自分のからだに敏感になる
  脱力と浮力
  日に10時間も水中に
  良い緊張と悪い緊張
  脱力して、集中する
  将棋とコンチェルトの相似
  『クロイツェル・ソナタ』のように演じる

第4章 からだを意識して、軸を究める
  スポーツに熱中した高校時代
  名人はからだの深いところを使う
  動物の動きとピアノ演奏の関連
  「馬」と「豹」を使い分ける
  タッチしたあとも気を抜かない
  美しい歩き方はショパンにつながる
  落ち着きのない子は動きが速い
  年齢を重ねるということ
  宇宙へのロマン
  人間の五感はどう変わる?
  宇宙にはバッハが合う
  地球の美しさは、命の尊さ

第5章 12年のピアノとの旅
  ピアノで旅をする「音の旅」12年間24回のリサイタル・シリーズ
  企画者と演奏者
  「12」と「24」
  旅は回帰する
  人生を変えた東日本大震災
  目が覚めた、ひと言
  子どもたちの強さ
  『夢ひろば』始動
  『ボレロ』のリズムに乗って

終章 ――想いを傾ける

小山実稚恵 年譜