感じて、ゆるす仏教

感じて、ゆるす仏教

世界で活躍する禅僧と気鋭の著述家が、新しく魅力的な仏教について語り合う
定価: 1,620円(税込み)
発売日:2018年05月25日
【章立て】
第一章 「感じて、ゆるす」の誕生編
第二章 「感じて、ゆるす」の方法論
第三章 「感じて、ゆるす」の人生論
  • ISBN コード : 9784044003258
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 296ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 17.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●藤田 一照:1954年、愛媛県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。82年、博士課程を中退し禅道場に入山、翌年得度。87年、渡米し現地で坐禅を指導する。2005年帰国。国内はもとより、Starbucks、Facebookなど、アメリカの大手企業でも坐禅指導を行う。17年5月より、オンライン禅コミュニティ「大空山磨せん寺(たいくうざんませんじ)」開創。著書に『現代坐禅講義』(佼成出版社)、共著に『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『<仏教3.0>を哲学する』(春秋社)など。
●魚川 祐司:1979年、千葉県生まれ。著述・翻訳家。東京大学文学部思想文化学科卒業(哲学専攻)、同大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(インド哲学・仏教学専攻)。2010年以降はミャンマーやタイに居住し、現地にてテーラワーダ(上座部)仏教の教理と実践を学ぶ。著書に『仏教思想のゼロポイント』(新潮社)、『講義ライブ だから仏教は面白い!』(講談社+α文庫)、訳書にウ・ジョーティカ『自由への旅』(新潮社)などがある。

はじめに 魚川祐司

第一章 「感じて、ゆるす」の誕生編

一照さん
本章のテーマ
「感じて、ゆるす」とは何か
「考えるモード」と「感じるモード」は両立できない
なぜ「感じて、ゆるす」を強調するのか
修業に「他者感覚」が入ってくること
大学院のドロップアウトが第一の「挫折」
結婚が第二の「挫折」
十歳の時の「星空体験」
「俺が死ぬ時はだれも代わってもらえない」
「まずは自分の問題を片付けよう」と計画
「みんなが決められるのが信じられない」
「犀の角」への共感
「禅マスター」の孤独
「先生」として他者と出会う
「親密な関係」が欠けている
大義名分への疑い
「どうすんだよ、これ」
日本の僧侶は自身も「家庭の当事者」であり得る
修業のパラダイムシフト
顔つきまで変わる
とにかくお互いに向き合うしかない
修業は独りよがりになりがち
「特別な存在」が、感情の力を教えてくれた
感情を包摂するキャパシティ
修行否定ではなく、アプローチが違う
「修行」の範囲を拡張する
「自分」の絆を解体するもの
逆手に取るには努力が必要

第二章 「感じて、ゆるす」の方法論

本章のテーマ
断絶を求めて
「感じて、ゆるす」のブラッシュアップ
「ガンバリズム時代」の位置づけ
日本語で議論することの難しさ
盤珪の不生禅と白陰の公案禅
鈴木正三の仁王禅
プロセスとしてのガンバリズム
まずはヴィジョンの設定が大事
「感じて、ゆるす」の延長が悟り
話を聞いただけで「悟る」人たち
「伝統的解釈」と「非伝統的解釈」
「はずだ」論の問題
無我こそが事実だけれど
聞と思と修
「マインドフルネス」の問題
意識主導は「おとぎ話」?
期待だらけではじめるしかない
エゴを変容させる仕組み

第三章 「感じて、ゆるす」の人生論

本章のテーマ
瞑想は役に立つのか
仏教は「失敗したプロジェクト」?
はっきりした神秘
仏教の宗教性
ゴータマ・ブッダは「その先」を示す
「選択」できる環境が大切
動物化するいのち系仏教
大切なのは「無分別の分別」
無自覚な奴隷化
分別と無分別の弁証法
共通点は「感じてない」こと
虚構を共有するサピエンス
空・仮・中の三枚が必要
敢えてクリエイティブに崩すこと
無明と美
クエスチョンマークは消えない
仏教で人生はもっと面白い

おわりに 藤田一照


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