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ヒアリングセックス
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ヒアリングセックス

発売日
2018年10月19日
在庫なし
1,540
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ISBNコード
9784041068519
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 14.0 mm
総ページ数
208ページ
【AVは幻想です―本当に気持ち良いSEXのための秘訣をお伝えします】
 ”内側”にいた人間のひとりとして、AVで描かれるセックスが多くの方に思い込みや偏った認識を与えてしまっている――言葉は厳しくなりますが、本当にいいセックスをできなくさせている”元凶”だと思っているのです。(略)ユーザーのニーズを追求するあまり、描写はどんどん過激にエスカレート。いわゆる”ヌキどころ”ばかりを集め、一方で本来のセックスにあるべきプロセスは排除されていきました。

 いま、あらためてAVを観てみると、愛情表現であり愛を重ねる営みとしてのセックスというよりただの交尾のように感じてしまうこともあるほどです。AVが過激化した結果、実際のセックスでは物足りなく感じてしまうのか、オナニーでないとイケない男性も増えているとも聞きます。(略)そして、「女性がイクこと」をあたりまえのように描くのもAVの大きな問題点のひとつです。男性と比較すると、女性のオーガズムの仕組みはとても複雑。そのため、一度もイッたことがないという女性は男性が想像する以上に多いのです。

セックスは男性が女性を気持ち良くさせてあげるものであり、潮吹きなどの派手なプレイに女性は喜び、女性は誰でも簡単にイク。それらは残念ながらAVがつくり上げてしまった「ファンタジー」と言っていいかもしれません。(略)そして、わたしもAV女優としてその一端を担ってしまいました。

わたしは、AV女優として、ソープ嬢としてさまざまなセックスを経験してきた立場から、男女がともに本当に気持ちいいセックスをするための秘訣をお伝えすることで、その贖罪を果たしたいと思っています。それがこの『ヒアリングセックス』を書こうと思ったきっかけだったのです。

(『はじめに――贖罪を果たすための本書』より)

目次

はじめに――贖罪を果たすための本書


●第1章 セックスはコミュニケーション●
気持ちいいセックスには安心感が必要/体の相性はコミュニケーションを通じて高めていく/オーガズムをセックスのゴールと考えない/本当のあなたはS? それともM?/コミュニケーション不足が招く「シャワー問題」 etc

●第2章 男は脱AV、女は脱マグロ●
AVを教科書にした男性のセックスはワンパターン/AVで描かれるプレイの多くは”見せるため”のもの/AV女優になり切るほどセックスには貪欲に/男性も女性からのアプローチを待っている/経験人数の多さを誇るのは恥ずかしいこと etc

●第3章 セックスの基本と頭部への愛撫●
コンドームを持ち歩くことは”女性のたしなみ”/盲点”足の爪”の処理も忘れずに/セックスのお決まりのパターンを崩す/「ソフトタッチ」がセックスの基本/パートナーを見悶えさせる2種類の”じらし”テクニック/女性にとってキスはセックス以上に大切 etc

●第4章 上半身への愛撫●
女性は男性の上半身にエロスを感じる/気になるプレイはとにかく一度試してみる/乳首への愛撫の期待感をあおりながら乳房を愛撫する/女性の生理周期を把握すれば関係が深まる/マッサージ的愛撫でセックスへ向けて心身の準備を整える etc

●第5章 下半身への愛撫●
パートナーの反応を見ながらクリトリス愛撫に変化をつける/Gスポットと潮吹きは誰もが気持ちいいものではない/指が性器になる感覚を持つ/骨が浮き出ている場所、体の内側、後ろ側が愛撫する狙い目 etc

●第6章 挿入と体位●
スムーズに挿入するには「クリトリスから膣口へ」/「強い、速い」ピストン運動はご法度/体位をくるくると帰る必要はない/体位は基本の4つで十分/挿入時間は5分でもOK/挿入+クリトリス愛撫のダブル攻撃は意外と効果が薄い etc


おわりに――エロスを追及してたどり着いたコミュニケーションの力

※イラスト/こきま大