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鬼と日本人
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鬼と日本人

発売日
2018年07月24日
在庫わずか
お届け予定日
翌日以降出荷
968
ISBNコード
9784044004026
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 10.5 mm
総ページ数
272ページ
鬼とは何者か? 説話・伝承・芸能、絵画から縦横無尽に読み解く。
雷神、酒呑童子、茨木童子、節分の鬼、ナマハゲ……古くは『日本書紀』や『風土記』にも登場する鬼。見た目の姿は人間だが、牛のような角を持ち、虎の皮の褌をしめた筋骨逞しい姿が目に浮かぶ。しかし、日本の民間伝承や芸能・絵画などの角度から鬼たちを眺めてみると、多彩で魅力的な姿が見えてくる。いかにして鬼は私たちの精神世界に住み続けてきたのか。鬼とはいったい何者なのか。日本の「闇」の歴史の主人公の正体に迫る。

目次

鬼とはなにか
鬼の時代――衰退から復権へ
「百鬼夜行」の図像化をめぐって
「虎の巻」のアルケオロジー――鬼の兵法書を求めて
打出の小槌と異界――お金と欲のフォークロア
茨木童子と渡辺綱
酒呑童子の首――日本中世王権説話にみる「外部」の象徴化
鬼を打つ――節分の鬼をめぐって
雨風吹きしほり、雷鳴りはためき……――妖怪出現の音
鬼の太鼓――雷神・龍神・翁のイメージから探る
蓑着て笠着て来る者は……――もう一つの「まれびと」論に向けて
鬼と人間の間に生まれた子どもたち――「片側人間」としての「鬼の子」
神から授かった子どもたち――「片側人間」としての「宝子・福子」