- ISBNコード
- 9784044004101
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 13 mm
- 総ページ数
- 336ページ
『「常識」を疑う――。その重要性を教えてくれます』望月衣塑子氏推薦!
歴史にただ一つの真実というものはない――。誰の視点で語られているのか、誰がそれを重要な事柄と判断したのか。強者の発する声だけでなく、弱者の声もすくい、複眼的に見ることで、客観的真実が浮かび上がる。すべての歴史を現代史として捉えて、現在と過去との対話という観点から、戦争へと突き進む昭和と、戦後70年の日本社会の軌跡を辿る。リベラルな視点で昭和を捉え直し、現代日本に警鐘を鳴らす。
解説・望月衣塑子
解説・望月衣塑子
目次
序 章 疑念を持って歴史を見つめる視点 ~もうこれ以上だまされてはいけない
第一章 銀行を潰したのは誰だ? ~昭和恐慌はなぜ起きたのか
第二章 なぜ軍国主義に染まっていったのか ~苛烈化する思想
第三章 なぜ「世界の孤児」へと暴走したのか ~満州事変から国際連盟脱退にいたる道
第四章 時流に媚びない人たち ~彼らはどう異を唱えたのか
第五章 戦争協力と戦争責任を考える ~日本的な同調型思考停止社会のワナ
第六章 つくられた終戦記念日 ~本当の終戦はいつだったのか
第七章 戦後を牽引したニッポンの会社の裏側 ~サラリーマンはなぜ「社畜」化したのか
第八章 労働組合は何をしてきたか ~なぜか嫌われる理由と本来の意義
第九章 社会党はなぜダメになったのか ~リベラル勢力の凋落に思うこと
第十章 創価学会はなぜゲンダイのタブーになったのか ~政教分離を瓦解させたモンスターの正体
第十一章 組織・社会とどう関わっていくか ~「個」を殺されずに生きるために
終 章 黒幕たちの昭和史 ~闇の世界の顔役の動き
本書を読むための明治・大正・昭和史 略年表