移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々

移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々

924円(税込)
発売日2019年04月24日

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  • ISBN コード : 9784041070680
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 320ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 12.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

国民国家の「エラー」にされた人々。彼らから見た、移民大国・日本と世界!

国民国家の「エラー」にされた人々。
彼らから見た、移民大国・日本と世界の姿。
日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐった傑作ルポ!!
いま、世界のルールは動揺している。「境界に置かれていた人々が、ルールの書き換えを強く要求する時代になったのだ。
我々は、彼らを知らなくてはならない――。

日本で生まれ育ったにもかかわらず無国籍者となった女子大生。
中国の軍閥高官の孫だったにもかかわらず夜都の住人を選んだ男。
移民、難民、無国籍者に、暮らしていた国が滅びた遺民、そして国家から切り捨てられた棄民など。
国民国家の「エラー」にされた人々の実態とは? 彼らの眼に移民大国・日本はどのように映っているのか? 
日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐり、国と国の境界線に立つ人々、「境界の民」に迫った傑作ルポ!!

<本書に登場する境界の民>
・日本で生まれ育った「無国籍者」。難民二世のベトナム人
・日本人も信用できない四面楚歌。懊悩するウイグル人
・夜都・上海に生きる軍閥の末裔。『文藝春秋』を愛読する中国人
・日系企業・メディアを見限った漢奸の日本人と中国人
・日本にも中国にも媚びない“ナショナル”を再構築する台湾人

※本書は2015年2月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。

著訳者プロフィール

●安田 峰俊:1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。一般企業勤務を経た後、著述業に。2018年『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』で第5回城山三郎賞を受賞。著書に『和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人』(角川文庫)、『さいはての中国』(小学館新書)などがある。

目次

はじめに
第一章 クラスメイトは難民――日本のなかのベトナム
第二章 偽りのシルクロード(上)――迷走するウイグル
第三章 偽りのシルクロード(下)――道具としてのウイグル
第四章 ガラパゴスのコスモポリタン――引き裂かれる上海
第五章 黒いワイルド・スワン――軍閥、文革、歌舞伎町
第六章 甘すぎる毒の島――幻想としての台湾
あとがき
文庫版あとがき
主要参考文献一覧
解説 広中一成
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