トヨタ式5W1H思考 カイゼン、イノベーションを生む究極の課題解決法

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トヨタ式5W1H思考 カイゼン、イノベーションを生む究極の課題解決法

1,650円(税込)
発売日2018年09月21日
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  • ISBN コード : 9784046023803
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 16.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

世界のトヨタで徹底される「5W1H思考」を、35の実例・図解で解説!

多くの人にとって、「問題」は面倒なものであり、なるべく先送りにするか、さっさと片づけたいものでしょう。
対極にあるのが、トヨタの考え方です。
トヨタにとって問題は「あって当然」で、「問題がない」というのはほとんどの場合、「問題が見えていない」か「隠している」ことを意味します。
だからトヨタでは、独自の「5W1H」すなわち「WHY、WHY、WHY、WHY、WHY+HOW」で問題に食らいつき、真因を見つけ出すことで、確かな解決策を打つのです。
本書では、トヨタの現場やトヨタ式を導入した様々な企業で発生した実例を用い、大きな問題から小さな問題まで、「5W1H思考」で解決された様を解説します。

《トヨタの現場における有名な「5回のなぜ」の事例》
1.なぜ機械が止まった?
――過剰な負荷がかかって、ヒューズが切れたから
2.なぜ負荷がかかった?
――軸受部の潤滑が十分でないから
3.なぜ十分に潤滑しない? 
――潤滑ポンプが十分くみ上げられていないから
4.なぜ十分くみ上げない?
――ポンプの軸が摩耗してガタガタになっているから
5.なぜ摩耗した?
――ストレーナー(濾過機)がついておらず、切粉が入ったから

1の「なぜ」で終わっていれば、ヒューズ交換してすぐ機械を動かすでしょう。それでは、いずれまたヒューズが切れて、機械が止まります。これはトヨタ式が最も嫌うやり方です。
しつこい「なぜ」によって真因にたどり着けば、ストレーナーを取り付けることでヒューズが切れる回数は格段に減り、ヒューズ交換を繰り返す必要はなくなります。
問題が起きたら表面的な原因に飛びつかず、真因にたどり着くまで「なぜ」を必要なだけ繰り返し、改善を行うのがトヨタの課題解決法であり、「5W1H」という思考法です。

著訳者プロフィール

●桑原 晃弥:1956年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。著書に『トヨタだけが知っている早く帰れる働き方』(文響社)、『トヨタ 最強の時間術』『スティーブ・ジョブズ名語録』(以上、PHP研究所)、『1分間バフェット』(SBクリエイティブ)、『伝説の7大投資家』(角川新書)などがある。

目次

序章 トヨタは問題にこう向き合う
第1章 トヨタ式5W1Hは「しかたない」を許さない
第2章 トヨタ式5W1Hで不可能を可能にする
第3章 トヨタ式5W1Hで現場を改善する
第4章 トヨタ式5W1Hで「働き方改革」を前進させる
第5章 トヨタ式5W1Hでイノベーションを起こす
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