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古典歳時記
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古典歳時記

発売日
2018年09月21日
在庫なし
1,650
在庫がありません
ISBNコード
9784047036574
レーベル
角川選書
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
127 × 190 × 15.0 mm
総ページ数
222ページ
百人一首、源氏物語、枕草子、徒然草……日本文化の奥深さに感嘆
古来、日本人は自然に寄り添い、時季を楽しんできた。旬の食べ物、花や野鳥、気候や年中行事……折々の暮らしに根ざしたテーマを厳選し、時事的な話題・歴史的な出来事を入り口に、四季折々のことばの語源と意味を解き明かす。「『春はあけぼの』は平安朝の人々の美意識ではなかった」「西行の詠んだ『花』は何か」「あじさいは平安朝の女流文学には出てこない」など、文学の知識も学べる古典文化の案内書。

目次
第一部 正月/第二部 春/第三部 夏/第四部 秋/第五部 冬/第六部 京都文化

目次

●第一部 正月
日本の「暦(こよみ)」について/「初夢」と「宝船」/「七草粥」の由来
●第二部 春
「節分」/日本人と「梅」/菅原伝授手習鑑/「春はあけぼの」は平安朝の美意識ではなかった/唱歌「春が来た」の「に」と「で」/唱歌「朧月夜」の話/「花」と『源氏物語』/西行「願はくは花の下にて」歌をめぐって/春眠暁を覚えず」をめぐって/「水取りや籠り(氷)の僧の沓の音」(芭蕉)/三月三日は「桃の節句」/「蛍の光」変奏曲(卒業式)/「仰げば尊し」の顛末(卒業式)/「サクラサク」について(入学式)/ツバメの文学史
●第三部 夏
古池やかはづ飛び込む水の音(芭蕉)/実のならない「八重山吹」(道灌説話)/「ほととぎす」をめぐって/お茶の伝来(夏も近づく八十八夜)/「端午の節句」/「柏餅」をめぐって/五月十五日の「葵祭」と『源氏物語』/「牡丹」からの連想/六月二十一日は「夏至」/六月三十日は「水無月祓い」/「梅雨」に思うこと/「あじさい」の季節になりました/桃太郎のとがった「桃」について/祇園祭の「保昌山」(七月)/土用の丑の日
●第四部 秋
八月七日は「立秋」/七月七日は「七夕」/「朝顔やつるべ取られてもらひ水」(加賀千代女)/秋の七草/八月十六日は大文字送り火/九月二十三日は「秋分の日」/「ぼたもち」と「おはぎ」/「松虫」と「鈴虫」/「きりぎりす」と「こおろぎ」──「虫の声」/「野分」をめぐって/「名月」と「満月」/「菊」にまつわるお話/柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(子規)/「鹿鳴」雑話
●第五部 冬
冬の「千鳥」/藤原道長の望月の歌(千年紀)/十月二十二日は「時代祭」/十一月一日は古典の日(源氏物語千年紀)/十一月十五日は「七五三」/「冬来りなば春遠からじ」/「榊(賢木)」をめぐって/『竹取物語』の竹/「落雁」の由来
●第六部 京都文化
京都御所案内/「蛤御門」について/JR京都駅0番ホームの謎/東の鴨川、西の大堰川/京都の「あがる」「さがる」/京へ筑紫に坂東さ/嵯峨野の由来