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地名崩壊

発売日
2019年11月09日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
946
ISBNコード
9784040823003
レーベル
角川新書
商品形態
新書
サイズ
新書判
商品寸法(横/縦/束幅)
108 × 173 × 12.0 mm
総ページ数
264ページ
ブランド地名、災害地名、キラキラ地名のトリックに騙されないために
「ブランド地名」の拡大、「忌避される地名」の消滅、市町村合併での「ひらがな」化、「カタカナ地名」の急増。安易な地名変更で土地の歴史的重層性が失われている。地名の成立と変貌を追い、あるべき姿を考える。

目次

 まえがき
第1章 地名の成り立ちと由来
 二人以上の人の間に共同に使用せらるる符号――柳田国男
 土地の特徴を反映した自然発生的な地名
 地形に由来する地名
 水上交通に由来する地名
 道に由来する地名

第2章 駅名と地名の関係
 駅名は地名を採用するのが基本だが……
 私鉄が神社仏閣を名乗りたがる理由
 地元の地名より東・西・南・北・新・中央
 「キラキラ駅名」はなぜ生まれるか

第3章 キラキラ地名が生まれる事情
 好かれる地名・忌避される地名
 ブランド地名はどうなっているか
 ひらがな・カタカナ地名の急増

第4章 土地の安全性が地名でわかるのか
 忌避される「福島」の地名
 蛇落地悪谷という地名
 地名が命名された地点と土地条件

第5章 地名を崩壊させないために
維新・震災・戦災の後で激変した東京の地名
 政令指定都市の増加と区名決定
 外国の自治体名
 合併新村名を濫造させた3度の合併
 復活する地名