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保元物語・平治物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
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保元物語・平治物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

編: 日下 力
発売日
2021年03月24日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
1,210
ISBNコード
9784044004934
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 13.6 mm
総ページ数
368ページ
武士の時代の幕開けを告げる物語
『平家物語』とともに琵琶法師によって語り継がれた軍記物語の名作を、総ふりがなつきの原文、現代語訳、やさしい解説とコラムで丁寧に読み解く入門編。鳥羽上皇崩御後の皇位継承問題を発端に、皇室・摂関家・武家が骨肉相食む戦いを繰り広げた保元の乱。続く平治の乱では、上皇となった後白河院のもと争いが続き、反乱軍を鎮圧した平清盛が覇権を握る。人々の栄枯盛衰と新しい武家の時代の幕開けをダイジェストでたどる決定版。

目次

はじめに

『保元物語』
保元の乱とは
物語の世界
 崇徳院方の臨戦態勢
 超人的な源為朝
 左大臣藤原頼長、為朝の夜討ち進言を一蹴
 後白河天皇方の源義朝と信西との軍議
 為朝、一矢の威力で平清盛勢を退ける
 兄義朝配下の鎌田正清を圧倒
 義朝を落馬寸前に
 頼長の死
 為義の最期
 幼児の殺害
 母の懊悩
 桂川への投身
 崇徳院の恨み
 流された為朝、鬼が島に渡る

『平治物語』
平治の乱とは
物語の世界
 乱勃発の知らせ、清盛のもとへ
 藤原光頼、信頼を辱める
 弟惟方への訓戒
 悪源太義平、重盛を撃退
 義朝の苦境
 清盛の雄姿、源頼政の参戦
 義朝の童・金王丸の報告談──三男頼朝の落伍
 ──次男朝長の死
 ──義朝の末路
 常葉、幼子を連れて雪路をさまよう
 伏見の里で
 六波羅に出頭
 頼朝、助命されて伊豆へ
 鞍馬寺の牛若

コラム
1 為朝の前歴
2 光と闇──英雄像の誕生
3 伊藤景綱と伊勢三郎義盛
4 為朝の強弓実話
5 春日の神と頼長
6 鎌倉期の波多野一族
7 沖縄の為朝伝説
8 熊野参詣
9 三種の神器
10 皇居の衰亡史
11 八幡太郎義家の六男義隆の死
12 朝長の墓所
13 義朝の首
14 金王丸の伝承
15 盲女の語り物

『保元物語』『平治物語』関連歴史年表
平安京と周辺地図
天皇家系図
藤原摂関家系図
清和源氏系図
桓武平氏系図
人名索引