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そして誰も死ななかった

1,760円(税込)
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発売日2019年09月30日
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  • ISBN コード : 9784041084342
  • サイズ :四六判    総ページ数: 320
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 20.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。

覆面作家・天城菖蒲(あまき・あやめ)から、絶海の孤島に建つ天城館に招待された五人の推理作家。しかし館に招待主の姿はなく、食堂には不気味な泥人形が並べられていた。それは十年前に大量死したミクロネシアの先住民族・奔拇族が儀式に用いた「ザビ人形」だった。不穏な空気が漂う中、五人全員がある一人の女性と関わりがあることが判明する。九年前に不可解な死を遂げた彼女にかかわる人間が、なぜ今になってこの島に集められたのか。やがて作家たちは次々と奇怪な死を遂げ、そして誰もいなくなったとき、本当の「事件」の幕が開く。

著訳者プロフィール

●白井 智之:しらい・ともゆき 1990年千葉県印西市生まれ。東北大学法学部卒業後、会社員。在学中はSF・推理小説研究会に所属。『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作でデビュー。2015年に刊行した『東京結合人間』は「2016本格ミステリ・ベスト10」で8位、「このミステリーがすごい!2016年版国内編」16位にランクインし、日本推理作家協会賞長編部門の候補作となっている。