鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん
仏さまの教えと精進料理が、「さよなら」の涙に寄り添います。
定価:
704円(税込み)
発売日:2019年07月13日
- ISBN コード : 9784040732527
- サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●遠藤 遼:東京都生まれ。著作に、『京都祇園神さま双子のおばんざい処』(スターツ出版文庫)、『浅草洋食亭のしあわせごはん』(メゾン文庫)、『奈良町あやかし万葉茶房』シリーズ(双葉文庫)や、『週末陰陽師』シリーズ(SKYHIGH文庫)など。
読み応えあるストーリー展開と、人間味あふれる登場人物たちのかけあいで、多くの読者を魅了する物語を描く、ストーリーテラー。
読み応えあるストーリー展開と、人間味あふれる登場人物たちのかけあいで、多くの読者を魅了する物語を描く、ストーリーテラー。
プロローグ
第一話 松風豆腐の上の涙
第二話 碧い目に映る胡麻豆腐
第三話 思い出の卯の花炒め
第四話 煮びたしの勇気、うどんの音
エピローグ
しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否! ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。
「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出した――」
空也の独白に竜玄は……?