- ISBNコード
- 9784044005184
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 16.4 mm
- 総ページ数
- 448ページ
「現況を見事に予測した、先見の書」。独裁研究の金字塔的著作、文庫化!
「現代世界を見渡すと、右も左も独裁体制が蔓延している――。(略)現況を前もって見事に予測した先見の明」(解説より)
独裁は暴政とは異なり、自己を正当化する政治理論・思想を持つ。
にもかかわらず、独裁は暴政へと常に変質していく。
指導者は一日でも長く権力のポストに止まろうとするからだ。
20世紀独裁の二大典型、スターリンとヒトラーの独裁を理論史的に究明し、独裁体制の特質を明示した金字塔的著作。
レーニン主義と毛沢東思想の共通点も怜悧に分析している。
解説 木村汎
独裁は暴政とは異なり、自己を正当化する政治理論・思想を持つ。
にもかかわらず、独裁は暴政へと常に変質していく。
指導者は一日でも長く権力のポストに止まろうとするからだ。
20世紀独裁の二大典型、スターリンとヒトラーの独裁を理論史的に究明し、独裁体制の特質を明示した金字塔的著作。
レーニン主義と毛沢東思想の共通点も怜悧に分析している。
解説 木村汎
目次
第一章 独裁の概念
まえがき
一 カール・シュミットの具体的例外性
二 ラスウェルの権力集中
三 コバンとノイマン
四 ローマの独裁―古典的独裁から僭主的独裁へ―
五 ギリシアの僭主制
むすび
附 独裁の分類
第二章 独裁の政治思想
まえがき
一 指導の正当化
二 公敵との闘争
三 法則の支配
四 法則の執行―終末論
第三章 マルクス・レーニン主義の革命独裁理論
一 マルクスのプロレタリアート独裁理論
二 プロレタリアート独裁の政治機構
三 マルクスにおけるプロレタリアート独裁理論の前提
四 レーニンのプロレタリアート独裁理論
第四章 マルクス革命・独裁理論の修正――マルクス主義と大衆意識――
一 ニュルンベルク綱領とアイゼナハッハ綱領
二 アイゼナッハ綱領のラッサ―ル主義とブルジョワ民主主義
三 ゴータ綱領
四 社会主義弾圧法
第五章 レーニン、スターリンにおけるプロレタリアート独裁理論の発展
一 大衆に対する前衛党の指導=独裁
二 プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁
三 帝国主義論と独裁理論
四 党員に対する党機関の独裁
五 独裁権力の創造性― 一国社会主義の論理―
六 社会主義的原始蓄積
七 階級闘争の激化と国家権力の強化
第六章 レーニン主義と毛沢東思想
一 両者の共通点
二 中国の強調
三 無神論と修養=自己改造
四 人民内部の矛盾
第七章 ヒトラーの政治思想
一 まえがき
二 生存闘争――自然淘汰
三 人種主義
四 反ユダヤ主義
五 反議会制民主主義
六 反マルクス主義
七 生存圏―-対ソ戦争
八 むすび――反キリスト教
第八章 ヒトラー独裁の政治過程(一九三三 ―九三八)
一 ヒトラー内閣の成立
二 放火緊急令と授権法
三 反ユダヤ主義、政党と社会集団の解体と再編
四 SAの粛清と総統就任
五 独裁の完結(一九三四-一九三八)
補論
第一章 政治権力の変革過程
一 政治権力の構造
二 旧政治権力の崩壊
三 新政治権力の形成
第二章 独裁の政治過程
一 独裁の前提条件
二 独裁の成立
三 独裁の発展
第三章 政治権力と社会階級
あとがき
増訂版あとがき
三訂版あとがき
解 説 木村 汎
人名索引
まえがき
一 カール・シュミットの具体的例外性
二 ラスウェルの権力集中
三 コバンとノイマン
四 ローマの独裁―古典的独裁から僭主的独裁へ―
五 ギリシアの僭主制
むすび
附 独裁の分類
第二章 独裁の政治思想
まえがき
一 指導の正当化
二 公敵との闘争
三 法則の支配
四 法則の執行―終末論
第三章 マルクス・レーニン主義の革命独裁理論
一 マルクスのプロレタリアート独裁理論
二 プロレタリアート独裁の政治機構
三 マルクスにおけるプロレタリアート独裁理論の前提
四 レーニンのプロレタリアート独裁理論
第四章 マルクス革命・独裁理論の修正――マルクス主義と大衆意識――
一 ニュルンベルク綱領とアイゼナハッハ綱領
二 アイゼナッハ綱領のラッサ―ル主義とブルジョワ民主主義
三 ゴータ綱領
四 社会主義弾圧法
第五章 レーニン、スターリンにおけるプロレタリアート独裁理論の発展
一 大衆に対する前衛党の指導=独裁
二 プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁
三 帝国主義論と独裁理論
四 党員に対する党機関の独裁
五 独裁権力の創造性― 一国社会主義の論理―
六 社会主義的原始蓄積
七 階級闘争の激化と国家権力の強化
第六章 レーニン主義と毛沢東思想
一 両者の共通点
二 中国の強調
三 無神論と修養=自己改造
四 人民内部の矛盾
第七章 ヒトラーの政治思想
一 まえがき
二 生存闘争――自然淘汰
三 人種主義
四 反ユダヤ主義
五 反議会制民主主義
六 反マルクス主義
七 生存圏―-対ソ戦争
八 むすび――反キリスト教
第八章 ヒトラー独裁の政治過程(一九三三 ―九三八)
一 ヒトラー内閣の成立
二 放火緊急令と授権法
三 反ユダヤ主義、政党と社会集団の解体と再編
四 SAの粛清と総統就任
五 独裁の完結(一九三四-一九三八)
補論
第一章 政治権力の変革過程
一 政治権力の構造
二 旧政治権力の崩壊
三 新政治権力の形成
第二章 独裁の政治過程
一 独裁の前提条件
二 独裁の成立
三 独裁の発展
第三章 政治権力と社会階級
あとがき
増訂版あとがき
三訂版あとがき
解 説 木村 汎
人名索引