岡本太郎の眼

岡本太郎の眼

どう生きるか。今を生きるすべての人に贈る”岡本太郎という生き方”
定価: 682円(税込み)
発売日:2020年12月24日
 半世紀の時空を超えて、太郎の言葉はぼくたちの胸にまっすぐ届きます。むしろ先の見えない不安な時代だからこそ、ズシッと響くのかもしれません。そして読み進むうちに、いつのまにか自信が湧いてきて、誇らかな気持ちになる。不思議な感覚です。 
 やっと時代が太郎に追いついた。そう言う人もいるけれど、ぼくの見方は少しちがいます。追いつく対象ならやがて追い抜かれるはずだけれど、けっしてそうはならないと考えているからです。
再生を果たした太陽の塔が50年のときを超えてぼくたちを挑発するのは、太郎が未来を先取りしていたからではありません。太郎は生涯をとおして「人間とはなにか」「芸術とはなにか」を考えつづけただけです。
人間の本質は千年や二千年では変わりません。太陽の塔がいつまでも古くならないのは、きわめて高度な普遍性を備えているから。おなじように太郎の言葉も古くなりようがないのです。
平野暁臣(文庫版「おわりに」より)

 太陽の塔から半世紀を超えた今尚、岡本芸術は「人間とはなにか」「芸術とはなにか」を挑発し続けてくる。世界のパラダイムが大きく変換する混迷の時代だからこそ読みたい岡本太郎の言葉。それらは迷ったとき、困ったとき、ブレそうになったとき、生きることの真の意味を教え、自分の芯を思い出させてくれる。心に響く普遍的な言葉の数々は、読む人の血肉となり、明日を生きる自信や誇りとなる。
書籍未収録原稿を収録し、再編集した充実の人生論。
  • ISBN コード : 9784041095812
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●岡本 太郎:1911年生まれ。29年に渡仏し、抽象芸術運動に参加。パリ大学で哲学、社会学、民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年に帰国し、戦後、前衛芸術運動を展開。50年代からは日本文化を独自の視点からとらえなおす論考を精力的に発表したほか、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)などの紀行を著した。70年、大阪万博で《太陽の塔》を制作。さまざまなメディアで発言を続け、「芸術は爆発だ!」などの名言を残した。1996年没。その存在は現在も若者たちを触発し続けている。

目次
はじめに
第1章 青春を喪失して生きるなんて無意味だ  
「老熟」と「青春」
「青春」こそ生きがいだ
爆発するいのち
人生、即、無条件な遊び
本職は生きること
黒い生きもの
生命がけで斜面に挑む
死ぬことに賭けなければ生は輝かない

第2章 己を貫く精神の高貴さがなくて、何が人間か  
人間は「祭する動物」
空白こそを跳躍台に
二十歳では遅すぎる
日本的天才をひらけ
「親バカ」ではなく「親ズル」だ
空虚な日付なんか吹き飛ばせ
美しい日本人として怒る
内にたぎり、反逆する情熱を
貫いて敗れる人間の誇り
二つの東京を猛烈に競わせろ
無邪気に、野放図に
立ち往生したっていいじゃないか
天と地、人が、ひらききる時
かくされた大地の、かくされた彩り
縄文こそ日本だ

第3章 なま身をぶち込み、賭けるのが、人生レースの本当のルールだ
子供が描いているのは「絵」ではない
子供に寛大ぶるなんて、ボウトクだ
人はそのままの姿で美しい
代用の生きがいにうつつをぬかすな
私の庭の生きものたち
飼いならされた動物と人間の関係は卑しい
暗い肉体と肉体の殺しあい
女性こそ、この国の文化の母胎だ
国を愛するとは何か
自覚なき変節
梵鐘に挑む
再生の歓喜

第4章 岡本太郎の眼:岡本敏子
いま、なぜこの「眼」を
ノーブルな怒り
青春・エロス・詩魂
太郎さん、君ってコドモだなあ!
肩書きは人間
太郎の眼
おわりに 平野暁臣


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