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僕のコーチはがんの妻
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僕のコーチはがんの妻

著: 藤井 満
絵: 藤井玲子
発売日
2020年11月27日
在庫なし
1,430
在庫がありません
ISBNコード
9784041096536
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 17.0 mm
総ページ数
214ページ
大切な人と読んでください。33万人が読んだ、笑って泣ける家族の実話。
【ふくれたほくろの正体はがんだった。妻は僕に料理を猛特訓しはじめた。】
【120万PV】【23の鬼レシピ掲載!】

大反響の朝日新聞デジタル連載を、大幅改稿して新規原稿を加え、待望の書籍化!
33万人が感動した、笑って泣ける家族の実話。

【大切な人と読んでください。】
50代夫婦。子どものいない二人暮らし。
妻ががんになったら、家事も料理もできない夫(僕)はどう生きればよいのか?
食べることが生きることなら、「生きる力」――それが妻からの最後の贈り物だった。

「塩をひとつまみは指3本! 指2本は『ひとふり』や!」
がんが発覚し、鬼コーチ(=妻)の料理特訓がはじまった。
「セカンドオピニオン」「治験」「哲学外来」「在宅緩和ケア」。
 ――初めてだらけのがんとのたたかいで、料理の時間はふたりにとっての最後のオアシスとなった。

デザイン/須田杏菜

目次

もくじ

はじめに

第1章 発覚 「鬼コーチ」始動
1 ふくれたほくろ、正体は皮膚のがん。妻は料理を教えはじめた
2 「がん相談センター」あっても患者は孤独。食欲ささえたゴーヤの苦み
コラム1 お見合いくり返すけったいなヒト
3 転移におびえつつ日々はたんたんと。煮こんだセロリは異郷の味
4 病気の友を思って泣いた。いも炊きの甘みは愛媛のやさしさ
5 あちこちに転移か。サケ缶料理も発酵調味料でホクホク
コラム2 性格も生活も世界観も不一致なのに

第2章 転移 料理は妻の覚悟
6 寒々とした部屋で平らげたポトフ。夢に現れた妻の通夜
7 肝臓にも転移。イワシの梅煮に見た妻の覚悟
8 手放した思い出の食器。ビタミン補給のほうれん草鍋
9 完治信じて治験へ。野菜たっぷり「土鍋蒸し」伝授
コラム3 鬼コーチの掃除指導

第3章 激痛 お別れ早いかも
10 心をささえる哲学外来。体ホカホカ豆乳鍋
コラム4 生まれなかった双子。夙川の桜に涙
11 ホタルイカのパスタ食べた夜。救急搬送「お別れ早いかも」
コラム5 愛媛の豪快料理でたくましく

第4章 宣告 でもあきらめない
12 大部屋は女子高生ノリ。春菊とささみであっさり酒のあて
13 香ばしい鶏じゃがでビール。苦しみ忘れる家事の時間
14 「切り干し大根」指導から1カ月。「ふだんの暮らし」望む妻に余命宣告
コラム6 器と魚とおしゃべりで能登堪能
15 春野菜のベーコンみそ汁を僕に教え、チーズバーガーで妻は復活
16 「丁寧に生きる」妻の強さ。ひとりの食卓にぬたのぬくもり
コラム7 ハワイの結婚式。泣き笑いは夜更けまでつづいた

第5章 在宅 すてきな言葉次々
17 再び奏でた「G線」。夏バテ対策にビタミン豊富なガスパチョ
18 「ラブやな!」痛みの合間に妻は笑った。家でひとりレンコンのり塩きんぴら
コラム8 「あのころの勉強が今をささえてくれる」
19 「手ぇつないで」2人でたどる遍路の記憶。味の秘訣はにんにくしょうが
20 在宅介護でつむいだ言葉。ポタージュに「しこんでよかった!」
21 「そぼろ炒め」焦げたのに、遺影は無言で愛敬ふりまく
コラム9 遺される人を気づかう甘ったれ

第6章 贈り物は「生きる力」
22 机に遺書「好きなものずっとつくってあげたかった」。水餃子に胸の痛み
23 料理は「生きる力」
番外編 「命」と死者を感じる遍路道

おわりに
鬼コーチレシピ集