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「ふつうの家族」にさようなら
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「ふつうの家族」にさようなら
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「ふつうの家族」にさようなら

発売日
2021年02月26日
在庫わずか
お届け予定日
翌日以降出荷
1,650
ISBNコード
9784041099544
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 16.0 mm
総ページ数
232ページ
ふつうの家族ってなんなんだ? そもそも家族ってなんなんだ?
中野信子さん(脳科学者)推薦!「家族法研究者 山口真由が明かす家族の本質」

「ふつうの家族」――それは聖なる呪いである。
家族も、親子も、夫婦でも――常に「スイッチオン」でなくていい。その関係は「点いたり、消えたり」でいい。

「"ふつう"を押し付けられたくない私は、"多様性"を押し売りしたいわけでもない。新しく生まれつつあるマジョリティの側にまわって、「空気を読まない」古臭い奴らをつるし上げたいわけじゃない。(略)これからの時代、私たちがすべきことは"違い"をあぶりだすことじゃなくて、”同じ”を探しにいくことなんじゃないか。家族のあり方が変わってもなお、昔と変わらない普遍的ななにかをその真ん中のところに見つけにいくことじゃないかと、私は思うようになった」(「おわりに」より)


はじめに
第1章 親子
言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃
結婚じゃない! 子どもなんだ!!
精子バンクはオンラインデート
「フェミニストの希望の星」が残した宣言 他

第2章 結婚
親友の結婚話でヒートアップした私
同性婚を認めた感動的な判決
ジャネット・ハリーというロック・スター
権利と義務の束としての結婚 他

第3章 家族
謎だった「男のお母さん」
私が育った日本の家族
多様になりつつある日本の家族
「家があります。緑と白の家です」 他

第4章 老後
日本の「家」は会社だった?
現代社会における「家」の残り香
「家」か? それとも「個人」か? 他

第5章 国境
アメリカの「実子」、日本の「養子」
「結婚」なんて点いたり、消えたり
「親子」ですらも、点いたり、消えたり
ステイタスとしての家族、プロセスとしての家族 他
おわりに


装画:赤
装幀:原田郁麻

目次

はじめに

第1章 親子
言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃
結婚じゃない! 子どもなんだ!!
精子バンクはオンラインデート
精子のお値段
なんでもかんでもお金で買えちゃうアメリカ文化
個人情報追加で精子はもっと高く売れる
アメリカのカジュアルなフェミニズム
リベラル・フェミニズムの考え方
「フェミニストの希望の星」が残した宣言
テクノロジーが作り出す子どもたち
行きつく先はディストピア?
「ふつうの家族」にさようなら

第2章 結婚
親友の結婚話でヒートアップした私
同性の性行為は「神に背く」行為とされた
同性婚を認めた感動的な判決
同性婚を願う原告たちの物語
同性婚に反対した判事たち
ジャネット・ハリーというロック・スター
ハリー教授の「オフィス・アワー」
ブラック・フェミニズムについての考察
聖なる結婚、特別なステイタス
権利と義務の束としての結婚
人生という名のジ・ハード

第3章 家族
謎だった「男のお母さん」
私が育った日本の家族
多様になりつつある日本の家族
コンスタンティンの家族
マデリンの家族
葛藤するケヴィンの家族
「男のお母さん」「女のお父さん」問題、再び
「家があります。緑と白の家です」

第4章 老後
アメリカの「家族」と日本の「家」の違い
アメリカの家族にあるはっきりとした外縁
日本の「家」は会社だった?
「ラウンドテーブル」法廷の泥沼
現代社会における「家」の残り香
「家」か? それとも「個人」か?
JR東海事件が投げかけるもの
元農水事務次官の事件が問いかけるもの
いまだに過渡期の私たちは……

第5章 国境
アメリカの「実子」、日本の「養子」
「結婚」なんて点いたり、消えたり
「親子」ですらも、点いたり、消えたり
ステイタスとしての家族、プロセスとしての家族

おわりに