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「メガバンク」シリーズの著者が、満を持して放つ、書き下ろし経済小説。
いまや世界最大のヘッジファンドと評される第一次産業中央金庫。憧れの銀行員を夢見て産中に就職した城山良太は、研修先の淡路島の長閑な光景に衝撃を受ける。そこは都会の金融業界とは対照的な農業と寄り添う金融機関の姿があったのだ。翌年、営業部へと異動になった良太は、融資部門でかつてない業績を挙げ、頭角を現していくが──。2度の国家的な経済危機を乗り切った男の、発想と信念が、未曾有の混乱を生き抜く指針となる!著訳者プロフィール