鬼むかし 昔話の世界

鬼むかし 昔話の世界

著者: 五来 重
1,232円(税込)
発売日2021年10月21日

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  • ISBN コード : 9784044006754
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

怪異・妖怪好き必携。「鬼」の起源に迫った金字塔!

こぶとり、桃太郎、天邪鬼……「鬼むかし」とは鬼が登場する昔話のこと。その原型は死霊と祖霊がイメージ化されたもので、死霊は人間を食べる恐怖を与える鬼に、祖霊は恐怖と共に慈しみを持つ鬼となった。これに仏教の羅刹鬼や地獄の鬼なども加わり、修験道の山伏や天狗とも結びついて様々な「鬼むかし」ができあがったのである。仏教民俗学の泰斗が、綿密な現地調査と知見を活かし、昔話の根底に潜む宗教的背景を読み解く。解説 小松和彦。

著訳者プロフィール

●五来 重:1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没。著作に『遊行と巡礼』『絵巻物と民俗』『日本の庶民仏教』(以上、角川書店)、『山の宗教 修験道案内』『西国巡礼の寺』『四国遍路の寺 上・下』『宗教歳時記』『仏教と民俗 仏教民俗学入門』『高野聖』『円空と木喰』(以上、角川ソフィア文庫)。

目次

鬼むかし
鬼一口
安達ケ原の鬼婆
天邪鬼と瓜子姫
牛方山姥と鯖大師
「食わず女房」と女の家
山姥と鉄鎖
「鬼の子小綱」の原点
「地獄白米」(「地蔵浄土」「鬼の浄土」)と地蔵縁起
瘤取り鬼と山伏の延年
「桃太郎」の鬼ケ島渡り

解説 小松和彦
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