千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝

著者: 艾未未
訳者: 佐々木 紀子
2,970円(税込)
発売日2022年12月01日

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  • ISBN コード : 9784041119631
  • サイズ : 四六判 変形 総ページ数: 384ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 132 × 188 × 30.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

★朝日新聞 ★読売新聞 ★NHK BS1『国際報道2022』で紹介!

父は詩人だった。中華人民共和国の設立に関わった芸術家だったが、私が十歳の時、文化大革命により父は追放された。家族は屈辱にまみれた極貧生活を余儀なくされた。父の名誉が回復されるには十二年の歳月が必要だった。砂漠地帯から戻り、北京電影学院の学生となった私は、当局との攻防に嫌気がさし、それまで国交を絶っていたアメリカに留学する千載一遇のチャンスを捉え、ニューヨークに移り住んだ。美大に通い自由を満喫した私だったが、北京に戻り活動を始めると、再び公安局員が訪れるようになった。スイスの建築家と北京五輪スタジアム「鳥の巣」を手掛け、ネットで積極的に発信するようになると、公権力の介入は激しくなり、ついに私は投獄されてしまう−−。権力の弾圧を受ける詩人の父、美術家の息子。闘う二人の芸術家を通し、激変する中国の現代史を描いた、感動の自伝。

著訳者プロフィール

●艾未未:1957年北京生まれ。現代美術家、建築家、キュレーター。78年北京電影学院に入学。前衛芸術集団を設立し、渡米。93年に帰国、2000年グループ展 不合作方式(FUCK OFF)展(上海)で物議を醸した。建築、都市開発プロジェクトにも多く携わり、08年には、北京オリンピックメインスタジアム、「鳥の巣」設計にも参加。09年の個展「アイ・ウェイウェイ展 ‐何に因って?」(森美術館)は来場者数46万人。
●佐々木 紀子:北海道出身。東京外語大学ロシア語科卒業。科学・歴史系のノンフィクションから、ミステリ・サスペンス小説まで、幅広い分野の翻訳に携わる。訳書は『バレエ大図鑑』(共訳、河出書房新社)や『OVERVIEW 宇宙から見たちっぽけな地球のすごい景色』(ベンジャミン・グラント、サンマーク出版)、『瞳の奥に』(サラ・ピンバラ、扶桑社)など。イギリス在住。趣味はロンドンの美術館めぐりと、美術館で行われるアートのワークショップに参加すること。

目次

第一章 透明な夜
第二章 心は燃えている
第三章 中国の大地の上に雪は降り
第四章 太陽に向かって
第五章 新たな時代
第六章 庭師の夢 
第七章 北東の果てから北西の果てへ
第八章 世界は君たちのもの
第九章 風よりも自由に
第十章 民主主義か独裁か
第十一章 『ニューヨーク・ニューヨーク』
第十二章 パースペクティブ
第十三章 フェイク・デザイン
第十四章 童話
第十五章 公民調査
第十六章 老媽蹄花
第十七章 蟹パーティ
第十八章 八十一日間
第十九章 今を全力で生きる
 あとがき
 謝辞 
 作品解説
 訳者あとがき
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