- ISBNコード
- 9784041121238
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 128 × 188 × 15.5 mm
- 総ページ数
- 240ページ
正しさを押し付け、押し付けられる世の中はとてもとても生きづらい――
いまわたしたちが向き合っているのは、「ゼロかイチか」ですっきり解決するような問題ではありません。専門家ですらいろいろな意見があり、なにが正しいのか正しくないのか、よくわからない状態なのです。
そこで、わたしは本書でひとつの提案をしたいと思っています。それは、わたしたちは「あいまい」なままでいいという提案です。自分の心に対しても、いま抱えている悩みや問題に対しても、「あいまい」なままでうまく流していく。無理に答えを出そうとするのではなく、答えがわからない問題は、わからないままでいい。まずこの冒頭ではっきりお伝えします。
みなさんは、「知らんがな」という言葉を使ったことがありますか? 誰かが話すのを聞いたことがあるかもしれませんが、実際に自分自身で使っている人は、おそらく関西在住や出身の人ではないでしょうか。イントネーションによって使い方は変わるものの、基本的には、「大丈夫だよ」「ま、いっか」に近いニュアンスがあります。関西弁ならではのちょっとした笑いのニュアンスもあります。極めつけは、どんなものごとも「知らんがな」で話をまとめると、「いろいろあっても、最終的にはすべてオールOK、大丈夫やで」という感じで、すべてが「知らんがな」で済んでしまいます。
つまり、「知らんがな」は、とにかく「あいまい」な言葉なのです。でも、この言葉に含まれている「あいまいさ」によって、悩みや不安から素早く身を引き離すことができ、言葉をかけた相手の心もゆるんでほっこりするなんて、なんだか素敵な言葉だと感じませんか。本書では、この「知らんがな」を新しい時代のキーワードとしながら、心を楽にして人生を楽しく生きるためのツールとして紹介していきます。
そこで、わたしは本書でひとつの提案をしたいと思っています。それは、わたしたちは「あいまい」なままでいいという提案です。自分の心に対しても、いま抱えている悩みや問題に対しても、「あいまい」なままでうまく流していく。無理に答えを出そうとするのではなく、答えがわからない問題は、わからないままでいい。まずこの冒頭ではっきりお伝えします。
みなさんは、「知らんがな」という言葉を使ったことがありますか? 誰かが話すのを聞いたことがあるかもしれませんが、実際に自分自身で使っている人は、おそらく関西在住や出身の人ではないでしょうか。イントネーションによって使い方は変わるものの、基本的には、「大丈夫だよ」「ま、いっか」に近いニュアンスがあります。関西弁ならではのちょっとした笑いのニュアンスもあります。極めつけは、どんなものごとも「知らんがな」で話をまとめると、「いろいろあっても、最終的にはすべてオールOK、大丈夫やで」という感じで、すべてが「知らんがな」で済んでしまいます。
つまり、「知らんがな」は、とにかく「あいまい」な言葉なのです。でも、この言葉に含まれている「あいまいさ」によって、悩みや不安から素早く身を引き離すことができ、言葉をかけた相手の心もゆるんでほっこりするなんて、なんだか素敵な言葉だと感じませんか。本書では、この「知らんがな」を新しい時代のキーワードとしながら、心を楽にして人生を楽しく生きるためのツールとして紹介していきます。
目次
第1章 わたしたちはグラデーションでできている
●わたしたちは「あいまい」な存在
●「あいまいさ」を失うと心も身体もおかしくなる
●あなたはどこを見て生きているだろうか?
●喜びも絶望もめいっぱい受け入れて生きる
●わたしは35年間、森のなかを彷徨っていた
●「あいまいさ」を身に付けるための3つのコツ
●「知らんがな」という幸せのスイッチ
●「知らんがな思考」で人生はもっと楽しくなる
●自力で解決できない悩みは「考えない」 等
第2章 「ゼロかイチか」では生きづらい
●ゼロかイチかを「決めてほしい」人が増えている
●誰かに道を決めてもらうと「失われるもの」
●周囲に「振りまわされる」人の3つのパターン
●他人を気にしなければ人生をコントロールできる
●ブレても平気な「しなやかな自分軸」を持とう
●「自己肯定感」を失った平成という時代
●令和時代は、「利己」と「利他」が重なる
●ものの見方が変われば、ものごと自体が変わる
●「いまの自分の状態」を把握しよう
●「夢を持とう!」に潜むワナ
●人生は紆余曲折があるから面白い 等
第3章 「あいまいさ」を楽しむ力があなたを変える
●人間はもともと「あいまい」な生き物
●「知らんがな」と笑って、箱のなかの自分から脱出する
●世の中は「数字・データ・ファクト」に偏り過ぎている
●安全安心ばかり求めると、「創造性」がなくなる
●「信念」を柔軟に変えると人生は変わる
●ポジティブでもネガティブでもいい
●もう、答えなんて求めない 等
第4章 「知らんがな」は幸せスイッチ
●あいまいさ耐性を高める「ギャップメモ」
●いつもと違う世界に触れて、視野を広げる
●大切なのは、「理性」と「動物的本能」のバランス
●心がざわざわしたら、「知らんがな」
●「わたしはわたし」「相手は相手」
●「とらわれてもいい」と考えると、道は開ける
●艱難辛苦のなかにこそ、人生のギフトがある
●幸せはいつも心のなかに
●「いまここ」に目を向けるふたつの問いかけ 等
第5章 自分で決めて生きていく
●自分で決めると幸福感は増していく
●人生はいつでも軌道修正していい
●「鈍感さん」になっても大丈夫
●「なるようにしかならない」で進んでいい
●人生はいつだって変えられる
●自分のなかにある特徴や性質をすべて認める
●「自由」とは、自らの手で勝ち取るもの
●自己肯定感を高めるなかで、「自分らしさ」が生まれる
●「あいまいさ」を身に付ければ運もよくなる 等
●わたしたちは「あいまい」な存在
●「あいまいさ」を失うと心も身体もおかしくなる
●あなたはどこを見て生きているだろうか?
●喜びも絶望もめいっぱい受け入れて生きる
●わたしは35年間、森のなかを彷徨っていた
●「あいまいさ」を身に付けるための3つのコツ
●「知らんがな」という幸せのスイッチ
●「知らんがな思考」で人生はもっと楽しくなる
●自力で解決できない悩みは「考えない」 等
第2章 「ゼロかイチか」では生きづらい
●ゼロかイチかを「決めてほしい」人が増えている
●誰かに道を決めてもらうと「失われるもの」
●周囲に「振りまわされる」人の3つのパターン
●他人を気にしなければ人生をコントロールできる
●ブレても平気な「しなやかな自分軸」を持とう
●「自己肯定感」を失った平成という時代
●令和時代は、「利己」と「利他」が重なる
●ものの見方が変われば、ものごと自体が変わる
●「いまの自分の状態」を把握しよう
●「夢を持とう!」に潜むワナ
●人生は紆余曲折があるから面白い 等
第3章 「あいまいさ」を楽しむ力があなたを変える
●人間はもともと「あいまい」な生き物
●「知らんがな」と笑って、箱のなかの自分から脱出する
●世の中は「数字・データ・ファクト」に偏り過ぎている
●安全安心ばかり求めると、「創造性」がなくなる
●「信念」を柔軟に変えると人生は変わる
●ポジティブでもネガティブでもいい
●もう、答えなんて求めない 等
第4章 「知らんがな」は幸せスイッチ
●あいまいさ耐性を高める「ギャップメモ」
●いつもと違う世界に触れて、視野を広げる
●大切なのは、「理性」と「動物的本能」のバランス
●心がざわざわしたら、「知らんがな」
●「わたしはわたし」「相手は相手」
●「とらわれてもいい」と考えると、道は開ける
●艱難辛苦のなかにこそ、人生のギフトがある
●幸せはいつも心のなかに
●「いまここ」に目を向けるふたつの問いかけ 等
第5章 自分で決めて生きていく
●自分で決めると幸福感は増していく
●人生はいつでも軌道修正していい
●「鈍感さん」になっても大丈夫
●「なるようにしかならない」で進んでいい
●人生はいつだって変えられる
●自分のなかにある特徴や性質をすべて認める
●「自由」とは、自らの手で勝ち取るもの
●自己肯定感を高めるなかで、「自分らしさ」が生まれる
●「あいまいさ」を身に付ければ運もよくなる 等