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だいじょうぶ。 わたしたちには、いまを乗り越える力がある。
■ 「泣いてしまった!」と共感の声が続々!直木賞作家と人気写真家が贈る
心に寄り添うフォトストーリー
・みんなさまざまな「いま」を乗り越え、「よく生きる」道を歩んでいるのです。五十代の私もそんな『彼女たち』のひとりなんだ。今日を楽しみ、笑って明日を迎えたらいい―。(おーちゃん)
・今、入院生活を送っています。天井を見上げる日々のなか、何気ない日常の匂いを思い出し、優しい気持ちになりました。元気をくれたこの本を、誰かにプレゼントしたい。そんな優しさの連鎖が続くといいな。(あおい)
人間関係につまずき、ひとりぼっちを選んだイチコ。「自分のために、納得ゆくまでやってごらんよ」のことばに背中を押されて生き方の舵を切り直した彼女は、一匹の猫との出会いで新たな感情を手に入れる。イチコ、モネ、ケイ。年齢も生い立ちも異なる三人の女性の物語。それぞれやっかいごとを抱える彼女たちの人生は、とある喫茶店でかすかに交わる。店でひととき過ごしたあと訪れる、ささやかだけれどたしかな変化とは。 ひたむきに、今を生きるあなたに届けたい。読んだあと誰かに贈りたくなる一冊。
*
中川さんの作品集をはじめて開いたとき、「きれいな空をもった人だな」と感じました。空に誘われ、大切な友人を想いながら書いていたら、贈りたい人の顔がたくさん浮かぶ一冊になりました。私も光を求めて生きる「彼女」のひとりでした。
(桜木紫乃)
紫乃さんの切り取る「彼女たち」の日々。それぞれの目に映る色や光を思いました。今日も赤く暮れていく空の下、彼女たちは自分の歩幅で進んでいるのでしょう。わたしは、どんなふうに歩いていこうか。今日をどう、始めようか。気づけばわたしも「マサコ」として、この物語の中で息をしていました。
(中川正子)
著訳者プロフィール
●中川 正子:写真家。1973年神奈川県生まれ。岡山県在住。大学時代に留学したカリフォルニアで写真と出会う。美しい光を生かしたポートレートやランドスケープ写真を得意とし、雑誌、広告、アーティスト写真や書籍など多ジャンルで活動中。日常の風景を独自の感性で切り取ったインスタグラム(@masakonakagawa)が「まっすぐに、自分らしく、よりよく生きたい」と願う女性の心をつかむ。山陽新聞デジタルでコラム「わたしと岡山」連載中。2024年2月に初エッセイを刊行予定。