KADOKAWA Group

カドスト

名著の話 芭蕉も僕も盛っている
名著の話 芭蕉も僕も盛っている
名著の話 芭蕉も僕も盛っている
シェアする:
X Facebook

名著の話 芭蕉も僕も盛っている

発売日
2023年03月23日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
1,694
ISBNコード
9784044007164
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 14.0 mm
総ページ数
192ページ
読んで語って見えてきた、深夜ラジオと芭蕉の名句、その意外な共通点とは?
NHK「100分de名著」で出会った約100冊より、伊集院光が、心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる、100分de語りきれない名著対談!

■松尾芭蕉『おくのほそ道』──蛙飛びこむ宇宙空間
 長谷川櫂(俳人)×伊集院光 

■ダニエル・デフォー『ペストの記憶』──伝染病のすべてをあらゆる書き方で
 武田将明(英文学者)×伊集院光

■コッローディ『ピノッキオの冒険』──ピノッキオは死にました。でも……
 和田忠彦(イタリア文学者)×伊集院光

目次

■松尾芭蕉『おくのほそ道』──蛙飛びこむ宇宙空間
 長谷川櫂(俳人)×伊集院光 

  「古池に」でなく「古池や」なのはなぜ?
  芭蕉はどこが革命的だったのか
  心の地図と歌枕の廃墟
  『おくのほそ道』のフィクション
  なぜ松島に芭蕉の句がないのか
  虫と夏草にシンクロする俳句
  会ったことのない死者の前で
  ボーッとするから俳句が生まれる

■ダニエル・デフォー『ペストの記憶』──伝染病のすべてをあらゆる書き方で
 武田将明(英文学者)×伊集院光
          
  デフォーの細かさ
  「コロナの記憶」を残すとしたら?
  ペスト禍の笑い話
  「見えない」という根本的な不安
  帽子を盗んでいく女たち
  「死者を捨てる穴」のやりきれなさ
  書き手であるH ・F の死
  原発事故の記憶
  デフォー嫌いの夏目漱石
  『ロビンソン・クルーソー』との共通点
  どこからでも読める本

■コッローディ『ピノッキオの冒険』──ピノッキオは死にました。でも……
 和田忠彦(イタリア文学者)×伊集院光

  落語のような会話のリズム
  わかりやすい善人や悪人は描かない
  キツネとネコがあらわすもの
  サメの喩え
  「母を訪ねて三千里」とピノッキオ
  ディズニーの『ピノキオ』から消えたもの
  糸のきれたあやつり人形