天穹の船

天穹の船

著者: 篠 綾子
858円(税込)
発売日2022年10月24日

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  • ISBN コード : 9784041128282
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 384ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

異人の船を造る男と攘夷の志士。対立する二人の運命を描く、傑作時代小説。

江戸末期、船大工の平蔵は難破したおろしあ人の船造りを請け負うことに。異人を憎む声が高まる中渋々ながら引き受けた平蔵だが、おろしあ人の温かい心に触れ徐々に考えを改めていく。一方、世間では攘夷派が暗躍し始めていた。その中にはかつて生き別れた幼なじみ・士郎の姿があった――。別々の道を歩んだ2人の人生が交差する時、思いもよらない真実が浮かび上がり……。激動の幕末を生きた人々の熱い姿を描いた、著者渾身の時代小説。

著訳者プロフィール

●篠 綾子:1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。2000年、第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。19年、『青山に在り』で第1回日本歴史時代作家協会賞(旧・歴史時代作家クラブ賞)〈作品賞〉を受賞。主な著作に『義経と郷姫 悲恋柚香菊河越御前物語』、『白蓮の阿修羅』、『酔芙蓉』、『天穹の船』、シリーズ作品に、17年に第6回歴史時代作家クラブシリーズ賞を受賞した「更紗屋おりん雛形帖」ほか、「代筆屋おいち」、「江戸菓子舗照月堂」、「絵草紙屋万葉堂」、「小烏神社奇譚」など多数。

目次

一章 大地震
二章 投げ文
三章 韮山代官屋敷
四章 人斬り士郎
五章 峠の闇討ち
六章 城の溜池
七章 でぃあな号
八章 峠の富士
九章 船おろし前夜
十章 ツキノフネ、アメノウミ

解説 縄田一男
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