この本を盗む者は

この本を盗む者は

902円(税込)
発売日2023年06月13日

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  • ISBN コード : 9784041134115
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 432ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 16.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

少女たちは本の世界を冒険する!胸躍るファンタジー。

“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー!

著訳者プロフィール

●深緑 野分:1983年神奈川県生まれ。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年に刊行した長編小説『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞7位、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』では第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞第3位、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補となった。

目次

目次

第一話 魔術的現実主義の旗に追われる
第二話 固ゆで卵に閉じ込められる
第三話 幻想と蒸気の靄に包まれる
第四話 寂しい町に取り残される
第五話 真実を知る羽目になる

解 説 三辺律子
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