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わが子に「ヤバい」と言わせない 親の語彙力
わが子に「ヤバい」と言わせない 親の語彙力
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わが子に「ヤバい」と言わせない 親の語彙力

発売日
2023年09月29日
在庫有り
お届け予定日
翌日以降出荷
1,540
ISBNコード
9784046062598
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 15.0 mm
総ページ数
256ページ
語彙力も、思考力も、受験合格も、家庭での言葉遣いが明暗を分ける!
「国語」という教科に留まらず、子どもの「語彙力」は他教科にも多大な影響を及ぼすのは言うまでもありません。
いや、教科学習面だけではありません。社会の中で人とコミュニケーションを構築するうえでいかほどの語彙を身につけているかはとても大切になるのです。

中学入試で出題される「ことば」の問題は、子どもたちの思考力の基礎をつくることに大いに役立ちます。
本書を活用して、親(大人)からわが子へことばの面白さを引き継いでほしいと願っています。

【序章】
中学入試で実際に出題される文章レベルの高さに親(大人)が触れることで、わが子の語彙力増強の大切さを知ってほしいと考えました。
【第一章】
言語知識はただ丸暗記すればそれで済む性質を持つのではなく、子どもたちが社会に出たときに有用であることを説きました。
【第二章】
「ことわざ」「畳語」「心情語」「多義語」など多岐に渡る言語知識を扱いました。言語のひとつひとつにはそれを成り立たせるだけの具体的な背景が存在することを説明しました。とりわけ、本書のタイトルに含まれる「ヤバい」の乱用については豊富な心情表現の定着を阻害するものではないかと警鐘を鳴らしました。
【第三章】
日常生活の中で親子が具体的にどのような取り組みをおこなうことで語彙力を増強できるのかという点について触れました。
【第四章】
言葉が事物の捉え方に大きく関わっていることについて解説しました。
【第五章】
近年の中学入試では古典的な文学作品が多く出題され、子どもたちには馴染みのないことばがたくさん登場すること、また、大人向けの難解な文章を読んで理解するための具体的な手法について説明しました。

目次

【序章】教養を身につける基礎としての「ことば」              

【第1章】何のために学ぶのか
Theme1 四字熟語 丸暗記の卒業
Theme2 かなづかい・送り仮名 信用度を左右する
Theme3 故事成語 ストーリーに現れる本質の理解
Theme4 慣用表現1 具体的な場面への応用
Theme5 敬語 大人への第一歩、一生モノの語彙力
<コラム1>「お笑い芸人」はことばの魔術師

【第2章】ことばを通してみえる世界
Theme6 ことわざ1 ことわざと社会背景・国民性
Theme7 畳語 細部に宿るニュアンス
Theme8 心情語 語彙の貧困が招くフィーリングプア
Theme9 多義語名詞 一つのことばがもつ多面性に気づく
Theme10 多義語動詞 核となる意味をつかみ取る 
<コラム2>メタファーは社会情勢を映し出す

【第3章】日常の意識で変わる語彙力
Theme11 ことわざ2 真意を見抜く訓練
Theme12 難読語 漢字の「読み」こそ日常で差がつく
Theme13 熟語 誤読・勘違いの源泉
Theme14 オノマトペ 漫画からも学べることば
<コラム3>日本語が「外来語」になる?            

【第4章】ことばと向き合う
Theme15 慣用表現2(死喩) ことばとは何か
Theme16 助数詞 使いこなせば世界の見え方が変わる
Theme17 類義語 似ていることばの「違い」にこそ注目
Theme18 漢熟語 ことばと向き合い養う読解力
≪コラム4≫「書き順」の強制は時代遅れ?

【第5章】文脈を読む力
Theme19 読解1 すべてを知ることはできないからこそ
Theme20 読解2 語彙力があるから思考できる
<コラム5>「言外の意味」を表すことばに囲まれて

【終章】ご家庭でのことば遣いが左右する子どもの賢さ