- ISBNコード
- 9784041137239
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 128 × 188 × 17.5 mm
- 総ページ数
- 288ページ
東北は二本松、安達太良山に〈キの里〉があるという――奇想と悲哀の連作集
明治新政府軍の来襲で家族や友人を失った二本松藩の少年タキは、人並外れた強さをもつ怪しげな「キ」と名乗る一団に窮地を救われ、秋姫という目の見えない老女の家に匿われることになる。理不尽な命令ばかりする秋姫と衝突してばかりのタキだったが、やがて奇妙な絆が生まれ始める。だが、政府軍の魔の手が再び迫り……(「鬼婆図探訪」)。文明開化と共に姿を消していった、歴史の闇に生きる集団「キ」の痕跡を追う連作集。
目次
鬼婆図探訪
夢狒々考
最後のキ
すすき野原の先で
夢狒々考
最後のキ
すすき野原の先で
- ホーム
- > KADOKAWAブックストア
- > 文芸
- > 幽民奇聞