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全部きみが生きた証だから――。迷い泣きながら命と向き合う青春ストーリー
いつも自分を後回しにして、周りに合わせてしまう高校生の風里。大好きな絵もお母さんの一言でやめてしまったけれど、久しぶりに話した幼なじみの千冬くんは、風里の絵が好きだと言ってくれた。「一番は自分がどうしたいか、だろ」。その言葉をきっかけに、自分と向き合い、封印していた千冬くんへの想いを意識する。でも実は、彼が発症したら100日後には死んでしまう難病だと知って――。ラストは号泣の青春純愛ストーリー。10年後の風里の姿を描く書き下ろしショートストーリー「十年後の桜」を収録。著訳者プロフィール
目次
第二章 消えゆく明日
第三章 明日が来たら
第四章 光と影の間
第五章 明日を夢見る
第六章 きみの春はすぐそばに
十年後の桜
あとがき
文庫版あとがき