敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇

敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇

著: 倉本 一宏
1,232円(税込)
発売日2023年11月24日

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  • ISBN コード : 9784044007911
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

創られた天皇説話から、平安王朝における権力闘争の舞台裏に迫る!

皇位をめぐって嵯峨天皇と争乱を繰り広げた平城天皇。宮中で殺人事件を起こし廃位となった陽成天皇。神器を見ようとするなど、異常な振る舞いが多かった冷泉天皇。色好みで奇矯な行動が目立つ花山天皇――。こうした天皇たちの奇行と暴虐に彩られた説話、そして「狂気」に秘められた知られざる真実とは。平安王朝の皇統の謎と錯綜する政治状況を丁寧にひもとき、正史では語られてこなかった皇位継承の光と影を明らかにする。

著訳者プロフィール

●倉本 一宏:1958年、三重県津市生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。国際日本文化研究センター教授。専門は日本古代政治史、古記録学。主著に『平安朝 皇位継承の闇』『皇子たちの悲劇』(角川選書)、『一条天皇』(吉川弘文館)、『蘇我氏』『藤原氏』『公家源氏』(中公新書)、『藤原道長「御堂関白記」全現代語訳』(講談社学術文庫)、『藤原道長の日常生活』(講談社現代新書)などがある。

目次

序  章 武烈天皇の暴虐と新王朝 
第一章 平城天皇と「薬子の変」 
第二章 陽成天皇の行状説話 
第三章 冷泉天皇の「狂気」説話
第四章 花山天皇の「狂気」説話 
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