増補 日本霊異記の世界

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増補 日本霊異記の世界

著: 三浦 佑之
1,430円(税込)
発売日2024年08月23日

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  • ISBN コード : 9784044008314
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 368ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

記紀神話の影響も残る日本最古の仏教説話集を読み解く

薬師寺の僧侶・景戒によって九世紀初頭に編まれた、日本で最初の仏教説話集『日本霊異記』。仏教の教えを説こうとしながらも規範的な思想にはとどまらない、古代人の生き方が投影されている。一寸法師の源流、奪われた衣を取り返す力持ちの女――。上代文学研究の泰斗が、『古事記』『日本書紀』などの神話からの影響や、霊異記以後の伝承とのつながりを読み解く。国の創成期、エネルギーに満ちた人々の姿が鮮やかに蘇る。

著訳者プロフィール

●三浦 佑之:1946年三重県生まれ。千葉大学名誉教授。2003年に刊行された『口語訳古事記』(文藝春秋社 角川財団学芸賞)がベストセラーになり古典の現代語訳のブームを引き起こす。著書に『古事記を旅する』『古事記講義』(文藝春秋社)、『日本古代文学入門』(幻冬舎)など多数。

目次

第一講 小さ子とトリックスター
第二講 一寸法師の源流
第三講 力持ちの女
第四講 神婚神話のゆくえ
第五講 恩返しの発生
第六講 盗みという罪悪 
第七講 悩ましき邪淫
第八講 行基の奇行
第九講 語られる女たち
第十講 あの世からもどった人、地獄を語る人びと
補講1 霊異記説話の〈夢〉
補講2 文学史のなかの『日本霊異記』
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