- ISBNコード
- 9784041152089
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判 変形
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 125 × 188 × 17.5 mm
- 総ページ数
- 204ページ
透徹した眼差しで 森羅万象を詠みあげる第9句集
ひとつぶの雨はひとすじに結ばれて、やがておおきな水のかたまりとなる。
「山はおおきな水のかたまり」
祖母から教えられた言葉は、自然観と生活信条の礎となった。
雨や風や太陽や水、なにより清新な森の匂い――。
身辺のものは、みな愛おしく、いつしか当たり前のことを当たり前に詠めるようになった。
俳句には退屈がない。
「山桜山のさくらと咲き並ぶ」
「桜どき足もとにまでものの影」
「厭戦のかたちの葎雨しとしと」
「透明な一品をもて夏の膳」
「山はおおきな水のかたまり」
祖母から教えられた言葉は、自然観と生活信条の礎となった。
雨や風や太陽や水、なにより清新な森の匂い――。
身辺のものは、みな愛おしく、いつしか当たり前のことを当たり前に詠めるようになった。
俳句には退屈がない。
「山桜山のさくらと咲き並ぶ」
「桜どき足もとにまでものの影」
「厭戦のかたちの葎雨しとしと」
「透明な一品をもて夏の膳」
目次
2019年~2023年までの362句を収める。