百年かぞえ歌

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百年かぞえ歌

著者: 大崎 梢
1,870円(税込)
発売日2024年10月31日

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  • ISBN コード : 9784041153307
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 312ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

著者初の文学館ミステリ! 作家が遺した謎の「かぞえ歌」に隠された事件

百年という時の流れの背後に埋もれた人々の思い、
そして、愛する作家と文学館に自分が出来ること――

里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。
そんな中、担当している地元出身作家の文学館「貴地崇彦生家館」に関して、刑事二人が聞き込みに来た。貴地は明治末期の生まれで戦後に活躍した作家だ。没後二十年以上になるが知名度はまだまだ高い。
刑事は収蔵物について聞きたいということだったが、なにやら裏に不穏な事件があるらしい。
調べると、数日前に発見された身元不明の青年遺体のポケットから、貴地にまつわる葉書が発見されたようだ。
驚き戸惑う由佳利のもとに、以前いちどだけ会った老齢女性の艶子が訪れる。艶子は若いころ貴地の愛人だったと噂される存在だ。
生前の貴地先生から、やり残したことがあると聞いていたという艶子。その勢いに呑まれて調べを続けた先で由佳利は、中学高校で同級生だった夏央にも再会する。彼も調査に加わり、3人の凸凹チームが誕生した。
やがて、貴地が謎の「かぞえ歌」を残していたことが分かり、そこに隠された秘密を辿るのだが……。

思いがつながる、著者初の文学館ミステリ。
ある作家をめぐる「百年」に、あなたは何を見つけますか。

著訳者プロフィール

●大崎 梢:東京都生まれ、神奈川県在住。書店勤務を経て、2006年『配達あかずきん』でデビュー。同作をはじめとする「成風堂書店事件メモ」シリーズで人気を博す。ほかの著書に『片耳うさぎ』『平台がおまちかね』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『スクープのたまご』『本バスめぐりん』『バスクル新宿』『27000冊ガーデン』『春休みに出会った探偵は』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。執筆集団「アミの会」にも参加し、共著に『おいしい旅 想い出編』『ここだけのお金の使いかた』など。

目次

目次

1 予期せぬ来訪者
2 先生の友だち
3 過去への扉
4 昭和三十四年と三十五年
5 言わずに死なないで
6 お屋敷の中
7 見通しの悪い迷路
8 特別な何か
9 空白ばかりのパズル
10 懐中電灯を握りしめ
11 かぞえ歌は語る
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