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タラニス 死の神の湿った森
タラニス 死の神の湿った森
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タラニス 死の神の湿った森

著者: 内藤 了
発売日
2025年12月25日
予約受付中
お届け予定日
発売日以降にお届け
924
ISBNコード
9784041157756
レーベル
角川ホラー文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 13.2 mm
総ページ数
352ページ
法医昆虫学者の、哀しき過去――。「藤堂比奈子」ファン必読のスピンオフ。
少年は真実を知り、大人になる。「死の神屋敷」に隠された、悲しき少女の過去と謎とは。

イギリス・ウェールズで少年ジョージが暮らす「タラニス屋敷」。
「タラニス」とは「死の神」を意味するケルトの神だ。
夜遅く目覚めたジョージは家政婦のミツコに物語をねだる。
彼女が、秘密の話ですよと「ゲッシュ」(ケルトの魔法の取り決め)を交わしながら語ったのは、屋敷に伝わる、メリッサという少女の物語だった。
メリッサは、子どもを食べる死の神に生きたままかまどで燃やされたという。
そのかまどが今も屋敷の廃墟部分『死者の間』にある、近づいてはいけない――。
けれども、一緒に話を聞いた兄のアルフレッドは、
今度マムと戻ってくる赤ちゃんへの贈り物を探しに『死者の間』に行こうと言い出し……。

廃墟の秘密の扉を開けてしまったことで、夜な夜な現れるようになったメリッサの亡霊。
そこに隠された真実と、ツェルニーン家の秘密とは。

やがて法医昆虫学者として日本を訪れることになる、ジョージ・クリストファー・ツェルニーン。
彼の少年時代に秘められた悲しく凄絶な物語。

目次

プロローグ
第一章 メリッサの亡霊
第二章 死者の間と銀のスプーン
第三章 メリッサの凶行
第四章 死の神の城
第五章 森の王
第六章 ロンドンから来た記者
第七章 秘密の小箱
エピローグ

解説 朝宮運河