あなただけの香りが、パートナーに刻まれる
私は、匂いは記憶と密着に結びついていると思っています。
たとえば街を歩いていて、ふと元彼の香水と同じ香りを感じて、当時の思い出がフラッシュバックする……というようなご経験がある方もいらっしゃるでしょう。
遠距離恋愛中の方の場合、離れている時間が長ければ長いほど、相手の温もりは忘れてしまっても、香りは忘れないとか。
恋愛において、香りというのはとても大きな要素を担うもの。だからこそ、自分だけの香りを相手に思えて覚えていて欲しいという気持ちもどこかにあるのではないでしょうか。
そんな密かな想いを表現する、オリジナルの香水が誕生しました。
香りは、どこにいても必ず身につけていられるもの。自分でも常に感じていられるし、相手にも感じてもらうことができる。よい香りは、異性を誘うとか、自分自身の気持ちを上げていくという効果もあります。この香りとともに、濃密な愛の時間を過ごしていただければと思っています。
そしてこの香水は、珍しいロールオンタイプ。
ロールオンタイプの香水は、直接肌に香りを“擦り込む”ことで、それぞれの体温と混ざって、より自分だけの匂いになります。
近い人、密な人に対して「あなたひとりだけに、私だけの香りを届けたい」というときに、ちょうどいい距離感で香ります。
ベッドの中やふたりきりの部屋のなかで、恋しい人と触れ合った瞬間に届く香り……官能的で忍び込ませるような香りを纏ってみてください。
「blossom into a woman(少女から女になる)」に込めた意味
製作にあたっては、最初に「少女から女になる」というコンセプトを考えました。「blossom」という単語には、「花開く」「成長して美しくなる」というニュアンスがあります。
私の好きな格言に、「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」というシモーヌ・ド・ボーヴォワールの言葉があります。
女性は、じつはいろいろな顔を持っていると思うのです。
ときにはたくましい一面もあったり、一方でとても弱いときもあったり。ずっと自信がない印象だったのが、何かのスイッチが入ってすごく自信がつくこともある。
匂いは、そういうさまざまな顔を切り替えるスイッチになりうるもの。
この香りで官能のスイッチをオンにして、少女から女に変身し、自分らしく美しく開花していただけたらと願っています。
さまざまな“自分”を表す香りをブレンド
匂いは、私が理想とする女性がつけていてくれたらいいなと感じたものを厳選してブレンドしました。
私が常に描きたいと思っているのは、芯があって、自己肯定感もしっかりしている女性。しなやかな強さがあって男性とも対等の関係を築けるし、媚びたりもしない。
そういう人物を思い描いたときに、その人から立ち上る匂いは、男性が嗅いでも過剰ないやらしさを感じさせないくらいの、ちょうどいい色気がある匂いだろうなと思ったのです。
そのイメージから、メインとして選んだのがムスクの香りです。ムスクは性別問わず人気の香りですし、私にとっては、男女の対等を感じる匂いなのです。
さらにそこに、「花開く」というタイトルとのダブルミーニングにもなるように、ジャスミンやバラ、林檎などの花の匂いもプラスしました。
女性が持つさまざまな顔を、ブレンドされたさまざまな匂いでも表現しています。