嬉野です。
「ただばたらき」を出版した記念に革製のブックカバーを作りましょうと勧められ、このたび私と鹿が刻印されたオレンジの特製ブックカバーが出来上がりました。
私は、これを「ただばたらき」に装着しておもむろに読み始めて驚きました。
「すごくいいじゃないか、これ」と。
本を手にした私の掌と指先が心地よい革の柔らかさを感じているのです。
そこから伝わってくるこの暖かみはどうしたことでしょう。
まるで何か優しいものと手を繋ぎながら本を読んでいるような安心感を覚えるのです。
この体験は悪いものではなかった。いや若干感動すらした。
これは上物だ。手にしたときに分かる。
これは値段のことは考えてはいけない。だって考えたら誰だってびっくりする。
だったら、どうせびっくりするんだからいっそポチってから、びっくりいたしましょう。