こんにちは、音海はるです！
この度、新刊書籍『動物ってどう描くの？リアルすぎる色鉛筆テク』の刊行を記念して、僕の描きおろしの「犬」と「猫」の複製原画を制作させていただきました。
これまで原画しか販売したことが無かったので、はじめての複製原画になります。原画は１点しかありませんが、複製原画にすると、原画とほぼ同じイメージで多くの方のお手元に届けることが出来るので、今回制作することが出来て嬉しいです。

僕は基本的には犬や猫を中心とした動物の絵が得意なので、今回は「犬」と「猫」の２種の絵を描かせていただきました。
「いい子」の犬は僕の愛犬です。やはり愛犬ということだけあって、僕にとっては世界で一番かわいい存在です。こちらを見上げる犬の頭に手をのせて撫でている構図で描いています。とにかく愛情をたっぷりこめたいと思い、この構図と表情や目線になりました。見てくださる方にも愛情を感じていただけたら嬉しいです。

「朝焼け」の猫は、遠くの方を見上げているような目線で、背景は風景画っぽくしてみました。猫の顔部分の背景は、上半分が早朝の空、下半分は草が生えているような地面をイメージしています。逆光の雰囲気を出すために、顔周りに光を足しています。全体の色合いは淡いイメージにして、あたたかい気持ちになってもらえたらと思いながら描きました。

僕の絵には小さなハートマークを隠していることが多く、今回も犬・猫それぞれに「隠れハート」を入れています。ぜひ探してみてください！
この「隠れハート」を入れようと思った理由は、作品をじっくり見てもらうきっかけを作りたかったからです。ハートを探してもらいながら、絵の細かい部分を、すみずみまでじっくり見てもらえるかなと思って入れ始めました。
僕は作品をSNSに投稿することも多いのですが、やはり原画を見てもらいたい気持ちが強くあります。SNS上では、画質などの関係でどうしても表現が分かりにくくなってしまう部分があるので、その分じっくりと見てもらえたらいいなと思ったのです。
マークの形は、僕がいつも絵にこめている「愛情」という意味で、ハートにしました。

以前、個人的に作品を額装した時に、かっこよくしたいと思ってキラキラした派手な額縁を選んだことがありました。けれど、その額縁で展示会に出したら、作品と額縁のどっちを見てほしいのか……という状態になってしまいました。なので、今回はシンプルに、黒の額縁とクリーム色のマット紙を選んでいます。
作品自体を強調させつつも、すこし上質な雰囲気も持たせたくて、しっかりした黒に、細く金のラインが入った額縁になっています。
僕自身はあまりたくさんの絵を部屋に飾ることが無いのですが、今回の複製原画は額縁に入れてお届けしますので、ぜひ部屋の壁に飾ってもらえたら嬉しいです。

僕の作品を購入してくださる方は、動物が好きな方が多いのではないかな？と思います。
色鉛筆だからこそ出せる風合いや色合いでこれからも愛情をたっぷりこめて動物たちを描いていきたいと思っています。
ぜひ、今回の作品を描いている時にこめた愛情やあたたかみを、お手元で感じていただけたらいいなと思います。