- ISBNコード
- 9784044066017
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 11.0 mm
- 総ページ数
- 288ページ
無双の兵法家・武田信玄を知る基本史料を戦国史研究の第一人者が読み解く
「風林火山」の旗の下、戦国時代最強の騎馬軍団として恐れられた武田軍団。『甲陽軍鑑』は、その当主、武田信玄が手の内を明かした兵法書である。江戸初期の成立以来、甲州流兵法の基本文献として重要視され、講談や小説で語られる信玄のイメージを決定づけるほどよく読まれた。戦国史研究の第一人者が、その面白さと内容を現代人向けに平易に紹介し、軍略家・信玄の魅力と武田軍団の強さを十二分に解き明かした入門書。
目次
はじめに──『甲陽軍鑑』の魅力
第一章 『甲陽軍鑑』は史料としてどこまで使えるか
「偽書」とまでいわれた『甲陽軍鑑』
『甲陽軍鑑』の復権
筆者は誰か
小幡景憲の功績
『甲陽軍鑑』をどう読むか
第二章 『甲陽軍鑑』の構成と内容
『甲陽軍鑑』の本篇と末書
信玄の事績を中心とした巻一から巻十八
勝頼の事績を中心とした巻十九・二十
第三章 『甲陽軍鑑』末書の概要
末書の構成と執筆者
「信玄公五つの作法」などを集めた上巻
本篇の補遺の性格が強い下巻之上
「弓矢かたぎ」を論述した下巻之中
武田の軍法を描いた下巻之下
第四章 史実とのくいちがいがあるのはなぜか
主なくいちがいの箇所
くいちがいが生じた理由
人名の誤りと年月日のとりちがい
勘助に関する記述に創作が多い
第五章 山本勘助の実像と『甲陽軍鑑』
『甲陽軍鑑』に描かれた山本勘助
他の史料からわかる山本勘助の実像
呪術者的軍師としての山本勘助
築城名人としての山本勘助
第六章 『甲陽軍鑑』に描かれた信玄の合戦
信玄の侵略の論理
信濃侵攻戦の実際
『甲陽軍鑑』は川中島の戦いをどう描いたか
駿河・遠江への侵攻
『甲陽軍鑑』にみえる武田の城と家臣団
第七章 『甲陽軍鑑』から信玄の名言を拾う
一番いい勝ち方とは
トップリーダーのつとめ
信玄の人間をみきわめる能力
第八章 近世の兵学と『甲陽軍鑑』
徳川家臣団にとりこまれた武田遺臣
幕府にも受けいれられた武田の兵法
兵法の教科書として読まれた『甲陽軍鑑』
おわりに
第一章 『甲陽軍鑑』は史料としてどこまで使えるか
「偽書」とまでいわれた『甲陽軍鑑』
『甲陽軍鑑』の復権
筆者は誰か
小幡景憲の功績
『甲陽軍鑑』をどう読むか
第二章 『甲陽軍鑑』の構成と内容
『甲陽軍鑑』の本篇と末書
信玄の事績を中心とした巻一から巻十八
勝頼の事績を中心とした巻十九・二十
第三章 『甲陽軍鑑』末書の概要
末書の構成と執筆者
「信玄公五つの作法」などを集めた上巻
本篇の補遺の性格が強い下巻之上
「弓矢かたぎ」を論述した下巻之中
武田の軍法を描いた下巻之下
第四章 史実とのくいちがいがあるのはなぜか
主なくいちがいの箇所
くいちがいが生じた理由
人名の誤りと年月日のとりちがい
勘助に関する記述に創作が多い
第五章 山本勘助の実像と『甲陽軍鑑』
『甲陽軍鑑』に描かれた山本勘助
他の史料からわかる山本勘助の実像
呪術者的軍師としての山本勘助
築城名人としての山本勘助
第六章 『甲陽軍鑑』に描かれた信玄の合戦
信玄の侵略の論理
信濃侵攻戦の実際
『甲陽軍鑑』は川中島の戦いをどう描いたか
駿河・遠江への侵攻
『甲陽軍鑑』にみえる武田の城と家臣団
第七章 『甲陽軍鑑』から信玄の名言を拾う
一番いい勝ち方とは
トップリーダーのつとめ
信玄の人間をみきわめる能力
第八章 近世の兵学と『甲陽軍鑑』
徳川家臣団にとりこまれた武田遺臣
幕府にも受けいれられた武田の兵法
兵法の教科書として読まれた『甲陽軍鑑』
おわりに