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カドスト

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豪快茶人伝

発売日
2008年01月25日
在庫なし
836
在庫がありません
ISBNコード
9784044078010
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 12.5 mm
総ページ数
320ページ
歴史の裏に茶の湯あり! 茶の湯は魔物か、芸術か――。
信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州、不昧、直弼、鈍翁──。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。限られた空間と茶道具が生み出す宇宙の中で、おのおのにこだわりを持ち、その美学の違いが、ある時は政治的対立の要因にさえなった。いつの世も最先端の文化として存在し、権力者と強く切り結んでいた茶の湯を通して、歴史の本流からは覗けない、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。

目次

一 安土・桃山の章 天下取りと名物への憧れ
  松永弾正と平蜘蛛の釜
  覇王信長の名物狩り
  下克上の茶人・今井宗久
  天涯一人の茶人・荒木道薫
  太閤秀吉と北野大茶会
  わび茶の求道者・千利休
  孤高の悲劇・山上宗二
  山科の隠士・丿貫
  博多の梟商・島井宗室
  茶に楽しみ有り・織田有楽

二 江戸前期の章 茶道具が天下を動かす
  徳川家康と黄金の茶道具
  異聞紫衣事件
  古田織部の反乱
  謎の茶人・金森宗和
  綺麗さびの美学・小堀遠州
  人生の達人・千宗旦

三 江戸後期の章 大名茶人の蒐集熱
  江戸の豪商・冬木屋の茶道具
  茶の湯忠臣蔵
  改革に死す・松平乗邑
  江戸茶の巨人・川上不白
  美に憑かれた大名・松平不昧
  埋木の茶の湯・井伊直弼

四 明治・大正・昭和の章 茶の湯復興
  山田寅次郎の見た夢
  益田鈍翁の絵巻切断
  荒ぶる数寄者・松永耳庵

あとがき

茶の湯早わかり用語集