KADOKAWA Group

カドスト

シェアする:
X Facebook

伊勢神宮の衣食住

発売日
2008年04月25日
在庫なし
776
在庫がありません
ISBNコード
9784044083014
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 10.0 mm
総ページ数
256ページ
もと神宮禰宜の著者が解き明かす、日本の総氏神、伊勢神宮の日々の営み。
全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年もの長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯、御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉職され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。

目次

はじめに

第一章 衣
  天照大神の衣服
  和妙と荒妙
  和妙の奉織作業
  荒妙の奉織作業
  伊勢のシルクロード
  春と秋の神御衣祭
  白くても赤引の糸
  御装束と神宝
  神宝奉製の苦労話
  前例踏襲が大前提
  組紐は延べ二千四百メートル
  神宝の御枕
  神職の服装など
  遷宮の装束
  木綿と大麻
  お札と大麻
  お札とお守り
  神楽の装束
  夢はるかシルクロード
  足袋と襪──足元の聖と俗
  浅沓──足元の選択
  蓑と笠と傘
  親しまれる浴衣祭り
  黒白も赤白もおめでたい

第二章 食
  秘された神饌
  神々の食堂──御饌殿
  神様は一日二食
  水・米・塩が基本
  昔は童女が奉仕した
  お米の祭り──下種祭
  いまは賑やか、お田植祭り
  豊年の喜び──抜穂祭と神嘗祭
  一年最大のお祭り──神嘗祭
  年に三度の大ご馳走
  井戸と水の神様
  神様の塩つくり
  御塩のつくり方
  熨斗アワビ
  熨斗アワビのつくり方
  タイと胡蘿蔔
  お餅とお神酒
  忌火と斎食
  めでたい古式の饗膳
  いまも古代と同じ土器
  神の食器は使い捨て

第三章 住
  唯一神明造の御本殿
  遷宮はなぜ二十年
  式年遷宮は時代を変える
  心の御柱は語るべからず
  神の森は二百年計画
  萱葺きのお屋根
  宮大工と道具
  御本殿の設計図
  電灯と提灯
  浄闇の松明
  神事の敷物──葉薦つくり
  祭器具あれこれ──丸三方と楊筥
  太一のシンボルマーク
  御用材の水中乾燥

あとがき──参道の玉砂利