- ISBNコード
- 9784048670128
- レーベル
- 電撃文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- A6判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 150 × 12.0 mm
- 総ページ数
- 248ページ
破綻したマユを直す。 僕はまだ、まーちゃんを騙し足りないから。
三月三十一日。 マユが破綻した。
四月一日。 僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。
主観でいうと、元僕ん家だ。 今では、 『大江家』 の所有物となっていた。元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。家人の景子さんによる鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れ、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんにもどるための何か。しかし、事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江家の皆さんと共に閉じ込められる僕ら…… ら? そうだ。 伏見、なんでついてきたんだよ。 クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。…… さて僕は。この小旅行中に、みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。
四月一日。 僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。
主観でいうと、元僕ん家だ。 今では、 『大江家』 の所有物となっていた。元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。家人の景子さんによる鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れ、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんにもどるための何か。しかし、事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江家の皆さんと共に閉じ込められる僕ら…… ら? そうだ。 伏見、なんでついてきたんだよ。 クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。…… さて僕は。この小旅行中に、みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。