知っておきたい「お金」の世界史

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知っておきたい「お金」の世界史

607円(税込)
発売日2009年04月25日
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  • ISBN コード : 9784044064105
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 208ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 8.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

コインから電子マネーまで。「お金」の歴史でわかる世界金融危機の仕組み。

エジプト、ローマでは金貨・銀貨、中国では皇帝が価値を定めた紙幣など、「お金」のすがたは文明ごとに違っていた。交易にともなって為替・小切手が登場し、やがて世界市場は金本位制へと移行。中世までは利子を得るのは罪悪とされたが、株券・債券の出現で投資と投機熱が加速、地球規模で通貨と世界経済システムが連動するようになる。コインの発生から電子マネーまで、今だからこそ知っておきたい「お金」が動かす世界の歴史。

著訳者プロフィール

●宮崎 正勝:1942年生。元北海道教育大学教育学部教授。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育。著書に『海からの世界史』(角川選書)、『知っておきたい「食」の世界史』『知っておきたい「酒」の世界史』(角川ソフィア文庫)など多数。

目次

第一章 世界の文明とさまざまな「お金」

 1 貴金属の「お金」と権威が生んだ「お金」
 2 地中海世界に広がるコイン
 3 皇帝の権威が価値づけた中国のコイン
 4 イスラーム大商圏を支えた「お金」
 5 イタリアから起こった銀行と簿記
 6 銅不足が生んだ世界最初の紙幣

第二章 膨張する「お金」と投資と投機

 1 黄金への熱き思いと大航海時代のはじまり
 2 新大陸からの銀ラッシュが生んだ投資と投機
 3 為替取引と東西のアントウェルペン
 4 オランダのチューリップ・バブルと東インド会社
 5 イギリスからはじまったバブル経済
 6 莫大な「お金」を生んだ砂糖と奴隷
 7 ロンドンではじまった近代保険と近代銀行

第三章 市民革命も産業革命も「お金」で動いた

 1 アメリカ独立戦争とドルの誕生
 2 ヨーロッパの経済を変えたフランス銀行とロスチャイルド財閥
 3 産業革命で世界規模で動きはじめた「お金」

第四章 金本位制と国際通貨ゴールド

 1 鉄道による開発の波と先物取引
 2 アメリカ西部を覆った土地投機熱
 3 国民国家の中央銀行と通貨の誕生
 4 国際金本位制とゴールドの世界化
 5 南北戦争とアメリカでの通貨統一
 6 鉄道王国アメリカとビッグ・ビジネス
 7 第二次産業革命と銀行の変貌

第五章 地球をめぐるドル

 1 ドルの台頭とポンドの没落
 2 ドイツ経済の崩壊と金本位制の再建
 3 「繁栄の二〇年代」から世界恐慌へ
 4 世界の基軸通貨となったドル

第六章 電子マネー・ドルと証券バブルの大崩壊

 1 カジノ化する世界経済
 2 記号化するマネーと金融大国
 3 世界各地で繰り返された経済危機
 4 サブプライム問題に端を発した証券バブル崩壊

 参考文献
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