愛欲の精神史2 密教的エロス

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愛欲の精神史2 密教的エロス

901円(税込)
発売日2010年03月25日
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  • ISBN コード : 9784044094195
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 150 × 10.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

空海密教の究極のエロス「即身成仏」、法華経信仰と変性のエロスを描く。

両界曼荼羅のエロチシズムはどこからくるものなのか?「即身成仏」を究極の密教的エロスとする空海密教。その「入我我入」の思考を跡づけつつ、「空無化する性」という点でこれに通底する『源氏物語』光源氏の「色好み」について論じ、さらに女人往生を説く法華経信仰と女性神化した菩薩像の考察から、性の超越としての「変成男子」「変成女子」という変性のエロチシズムについて描く。密教的エロスの昇華に焦点を結んだ名著。

著訳者プロフィール

●山折 哲雄:1931年生まれ。宗教学者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授を経て、同センター所長などを歴任。著書に『空海の企て』『日本文明とは何か』など多数。

目次

文庫版まえがき

1 密教的エロスの展開

第一章 「落差」への旅──玄奘と空海
第二章 密教の発見
第三章 密教から反密教へ
第四章 「即身成仏」のエロス
第五章 空海密教と『源氏物語』を結ぶもの

2 変性のエロティシズム

第一章 法華経信仰と物語の世界
第二章 性の超越
第三章 「女人往生」への道
第四章 女性化した男をとりまく女たちの物語
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