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地名でわかるオモシロ世界史

748円(税込)
発売日2011年01月25日

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  • ISBN コード : 9784044094263
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 272
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ロシアは「ヴァイキングの土地」? 由来と謎解きでトリビア満載の世界史!

ルーマニアは「ローマ人の土地」、ロシアはヴァイキングの「ルス人の土地」、大航海時代の日本は黄金の島「ワクワク」と呼ばれていた?ハンブルクなどブルクやバーグのつく地名は、中世ヨーロッパの城壁に囲まれた都市を表すなど、世界の国々や都市の名には、帝国の拡大、宗教戦争、民族大移動、「新大陸」発見、産業革命など、世界を巻き込んだ大変革の足跡が刻まれている。由来と歴史地図の読み解きで楽しむ、発見の世界史。

著訳者プロフィール

●宮崎 正勝:1942年生。元北海道教育大学教育学部教授。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育。著書に『海からの世界史』(角川選書)、『知っておきたい「食」の世界史』『知っておきたい「酒」の世界史』(角川ソフィア文庫)など多数。

目次

はじめに

1 ヨーロッパの地名の源はギリシア、ローマ
「五大陸」と「七つの海」が世界史の骨格をつくった
地中海の東西で決まった大陸名
なぜ地中海にフェニキア地名が広がっているか
古代ギリシアをつくったポリスと植民市
アレクサンドロス大王の遠征とアレクサンドリア
ヨーロッパに広がるローマ帝国由来の地名
アラビア半島の繁栄とエリュトラー海

2 民族移動と経済が生んだ中世ヨーロッパの地名
ヨーロッパに広がる先住民ケルトの地名
ゲルマン民族の大移動が生んだイア地名とランド地名
ヴァイキングの活動に由来する地名
中世の経済伸展とブルク地名、グラード地名

3 イスラームの興亡と西アジア
ギリシア語がかかわるメソポタミア・エジプトの地名
文明と地名が交差、シリアとパレスチナ
ペルシア帝国で広がったスタン地名
イスラーム世界へと変貌した西アジア・地中海
「パックス・イスラーミカ」(イスラームの平和)という繁栄
イスラーム帝国の都、カイロとイスタンブール

4 モンゴル帝国が変えた中央アジアの地名
中央アジアを東西に結んだシルクロード
「ユーラシア帝国」だった大モンゴル帝国
中央アジアのケント地名とアバード地名

5 ロシア帝国の誕生とスラブの国々
ロシアに広がるゴロド地名
シベリアを拓いたスク地名
地名にみるスラブ世界

6 中華思想が反映、東アジアの地名
地名にも反映された中華思想
黄河と秦の大帝国
唐から清までの首都の移り変わり
東方と南方の中華世界と漢字文化
JapanとKoreaの起源
中華帝国の海との結びつき、黄海と南海

7 インド文明と東南アジアの地名
インドの地名を左右するインダスとガンジス
インドの地理とプル、ナガル地名
東南アジアの地名にみるヒンドゥ教・インド世界

8 「大航海時代」と産業革命が生んだ地名
「大航海時代」の先がけとアフリカ西岸
コロンブスの誤解が生んだカリブ海域の地名
「新大陸」を舞台にした大西洋交易
宗教戦争後に台頭したオランダ
産業革命とイギリスのエンパイア・ルート

9 アメリカという「新世界」
スペイン人がつけたラテン・アメリカの地名
ラテン・アメリカの「国民国家」誕生
複雑な新興国、アメリカ合衆国
アメリカの独立とフロンティア開発
四〇〇〇万人の移民の国
州の名で読む合衆国
大国カナダの誕生

10 国名で読むアフリカとオセアニア
植民と独立でついたアフリカの国名
ヨーロッパ人が勝手に地名をつけたオセアニア