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太平記の群像 南北朝を駆け抜けた人々

著者: 森 茂暁
発売日
2013年12月25日
在庫わずか
お届け予定日
翌日以降出荷
968
ISBNコード
9784044092092
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 13.0 mm
総ページ数
336ページ
軍記物語のなかに秘められた史実を明らかにする!
南北朝期の大規模な動乱の時代を活写した『太平記』。一連の軍記物語は創作を含めた物語として仕立てられているが、これを文学ではなく、歴史の史料として見るとどうなるか。南北朝史研究の第一人者が、『太平記』の叙述のなかに、どのように史実が映し出されているのかを読み解く。動乱期を縦横に駆け巡った後醍醐天皇や足利尊氏・直義兄弟、新田義貞、楠木正成などの多彩な人物たちの生きざまと、歴史的役割を明らかにする!

目次

はじめに

第一章 傍系たちの反逆
 一 後醍醐天皇の登場とその立場
 二 後醍醐天皇の后妃と皇子たち
 三 後醍醐天皇をとりまく人々

第二章 建武新政の人間模様
 一 三木一草
 二 得意と失意と
 三 足利尊氏と新田義貞

第三章 足利尊氏
 一 足利尊氏と弟直義、そして子直冬・基氏
 二 執事高師直とその一族
 三 執事仁木頼章と弟義長
 四 将軍護持僧三宝院賢俊

第四章 南朝を支えた人々
 一 南朝の抵抗
 二 正平の一統と新田一族の反撃
 三 征西将軍宮懐良親王

第五章 室町幕府支配の確立
 一 足利幕府の基礎固め
 二 守護大名たちの果てしなき抗争
 三 王朝の残影
 四 管領細川頼之

付論 『太平記』の基礎知識
 一 『太平記』の諸本と増補過程
 二 『太平記』をめぐるいくつかの問題

おわりに

主要参考文献一覧
文庫版あとがき