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夜雨の声

著者: 岡 潔
編者: 山折 哲雄
発売日
2014年09月25日
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ISBNコード
9784044094706
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 9 mm
総ページ数
224ページ
『春宵十話』で知られる、天才数学者の名随筆を厳選!
世界的数学者として生涯研究にいそしみながら、哲学、宗教、教育にも造詣を深めた岡潔。彼が残した名随筆から科学と宗教、日本文化への示唆に富んだ文章を厳選。小林秀雄との対談「破壊だけの自然科学」や自由な心の働きについて論じた「独創とは何か」、未完の遺作の草稿「夜雨の声」等を収録する。ひらめきと情緒を重んじ、柔軟な思考で真理をみつめた眼差しから、現代社会の問題を解く糸口が垣間見えてくる。解説・山折哲雄

目次

情緒
独創とは何か
こころ
ロケットと女性美と古都
春の日、冬の日
自分を科学する
頭の冬眠状態
ものの見えたる光
リズムとメロディー
意欲と創造
創造と喜び
意志体系
無差別智
孫と絵と人の喜び
かわいそうな猫の効果
無明ということ
数学も個性を失う
科学的知性の限界
破壊だけの自然科学
ふるさとを行く
民族の情緒の色どり
大きな景観をもつ紀見峠
両親、祖父母の面影
「家なくてただ秋の風」
愛国
生命の芽
物質主義は間違いである
日本民族の心
夜雨の声
出発点が間違っている
自分とは情のこと
人とは何か
天つ神々が日本民族を操る
深い心は死なない
後頭葉の腐敗を恐れよ
天つ神々に同調せよ
六根清浄
無限向上の最初の階段

注解
解説  山折哲雄