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廃藩置県 近代国家誕生の舞台裏

968円(税込)
発売日2014年10月25日

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  • ISBN コード : 9784044092153
  • サイズ :文庫判    総ページ数: 288
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

日本の近代化への急発進となった大改革に迫る。

合意成立は決行のわずか5日前だった!西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允ら、薩摩・長州藩の指導者によって計画は極秘に進められ、明治天皇の一方的な電光石火の早業として断行された「廃藩置県」。たった一片の詔書で藩が消滅したのである。突然に権力を剥奪された藩主たち、混乱に陥った領民たちに何が起こり、そのとき彼らはどう動いたのか。県制度を生み、中央集権体制を確立させた、知られざるクーデターの実態に迫る!

著訳者プロフィール

●勝田 政治:1952年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、同大学大学院博士課程修了。現在、国士舘大学文学部教授。専攻は日本近代史。著書に『内務省と明治国家形成』(吉川弘文館)、『〈政事家〉大久保利通――近代日本の設計者』(講談社選書メチエ)、『小野梓と自由民権』(有志舎)、『講座 明治維新4 近代国家の形成』(共著、有志舎)など。

目次

序章 藩が消えた日

第一章 維新政権が誕生したとき
1 王政復古の大号令
2 府藩県三治体制の成立
3 戊辰戦争は何を変えたか

第二章 版籍奉還と藩体制
1 木戸・大久保の画策
2 「土地人民返上」を申し出た藩主たち
3 封建か郡県か──地方制度の模索
4 藩主の領有権が否認されたとき

第三章 中央集権化への道
1 逼迫する藩財政
2 「藩制」の制定
3 西南雄藩の反発

第四章 一大飛躍としての廃藩置県
1 廃藩建白の動き
2 親兵創設の威力
3 混迷する政府改革
4 廃藩断行へ

第五章 廃藩置県の衝撃
1 反乱はなぜ起きなかったのか
2 「旧藩主引留め」一揆
3 外国人がみた廃藩置県

第六章 明治中央集権国家の誕生
1 中央官制の改革
2 旧藩勢力との断絶
3 明治集権システムの成立

終章 岩倉使節団の出発

あとがき
文庫版あとがき
参考文献
索引