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エンタテインメントの作り方

1,540円(税込)
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発売日2015年08月26日
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  • ISBN コード : 9784046533494
  • サイズ :四六判    総ページ数: 224
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 17.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ベストセラーには理由がある!!

ベストセラーには理由がある
法月綸太郎(ミステリ作家)
貴志祐介はエンタメ教師としても最強のプロだった!

萩尾望都(漫画家)
作る喜び、産みの苦しみ、誕生の秘話、ここにあり!

三池崇史(映画監督)
エンタメは人間の汁だ! なぜ人は笑い、泣くのか?
読んで活きろ!!  夢を、幸を手に入れろ!!

エンタテイナーに必須のメソッドを伝授!!
ホラー、ミステリ、SFのジャンルで文芸賞を受賞し、『黒い家』『青の炎』『悪の教典』と年代を超えてミリオンセラーを出し続ける著者は、どのようにしてアイデアを収集し、物語を紡いでいるのか。読者の心を鷲づかみにするストーリー展開の秘訣とは?  影響を受けた作品、創作の裏に秘せられていた真の企みなどを一挙公開!!

◎防犯探偵・榎本のモデルとの出会い 
◎職場は最高の情報源
◎『新世界より』の舞台が一〇〇〇年後の日本だった理由
◎フィクションにも“論理”が必要だ 
◎「引き算」の手法で設計された蓮実聖司 
◎小説の手法は「水墨画」ではなく「油絵」etc.

著訳者プロフィール

●貴志 祐介:1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

目次

◎第一章 アイデア
アイデアは降ってこない/「もし○○が××だったら」という発想を持て/アイデアの“消費期限”/想像力の限界に挑む/防犯探偵・榎本のモデルとの出会い/アイデアの磨き方/物語に没入した原体験/初めての小説執筆体験/デビュー作『ISOLA』を書いたときのこと/『黒い家』の発想はこうして生まれた/職場は最高の情報源
◎第二章 プロット
/冒頭、クライマックス、結末の三点を決める/ストーリーには複数の“エンジン”が必要/「どんでん返し」という構成のリスク/すべての判断基準は“面白いかどうか”/ベストの舞台を選べ/実在の地名を使うか、架空の地名を作るか/『新世界より』の舞台が一〇〇〇年後の日本だった理由/「主題」にとらわれるな/小説の題材にタブーはあるか?/タイトルのつけ方/本格ミステリを書く際の独特のセオリー/一二〇枚に達した『天使の囀り』のプロット/プロットにこだわりすぎるな/フィクションにも“論理”が必要だ/プロットが完成したら検証せよ/現場の空気を感じとれ/情報は精度が命/トリックに著作権はないが…/集めた情報の使い方
◎第三章 キャラクター
/登場人物の命名には気をつけろ/キャラクターの「声」をイメージする/「引き算」の手法で設計された蓮実聖司/キャラクターの弱点は魅力となる/主人公は作中でどう呼ばれるべきか?/「悪役」だから許されること/男性が女性を描くことの難しさ/名作に見るキャラクター設計の妙/“ワトソン役”のルール
◎第四章 文章作法
/自分の筆の“癖”を知ること/“一行目”をどう書き始めるべきか/エンタテインメントは読みやすさが命/漢字の乱用に注意せよ/改行の適切なタイミングは?/基本は三人称一視点/リーダビリティの正体/“一気読み”を狙った『悪の教典』/メリハリを利かせる工夫/セリフに頼りすぎるな/ジャンルによって文体は変えるべきか?/カッコいい文章を目指すな/長編小説を書き上げるために必要なこと/そのネタは長編向きか、短編向きか/筆を止めさせないコツ
◎第五章 推敲
/小説の手法は「水墨画」ではなく「油絵」/推敲時のチェックポイント/文章の贅肉を削ぎ落とす快感を知ろう/“ご都合主義”に陥らないための注意点/生みの苦しみ、死の苦しみ
◎第六章 技巧
/読者の感情移入を促す仕掛け/効果的な場面転換とは/「作中作」の活用法/「会話」のなかで気をつけたいこと/リアリティを演出するために/テクノロジーや文化をどこまで追いかけるか/象徴的モチーフの効果/トリックに頼りすぎてはいけない/映画や漫画から手法を盗め 等