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かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>
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かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>

編者: 青柳 恵介
発売日
2015年06月20日
在庫なし
836
在庫がありません
ISBNコード
9784044094850
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 10.0 mm
総ページ数
256ページ
日本古来のものとかたちに連なる「祈り」を描く、珠玉のエッセイ集。
幼い頃から能に親しんだ白洲正子は、現世は仮の姿という中世的な世界観を呼吸してきた。自らは信仰心はないと言うが、熊野那智の山上の荘厳な光景に補陀落という観音浄土を感じとり、西国巡礼以降、近江散歩ではいにしえの歴史と重ね合わせつつ、景観のなかにも手を合わせるような〈祈り〉のこころを持つ。その結節点にはいつも十一面観音像があった。人間の生死を超越するもの、見えざるものへの晩年の正子の表現の流儀を読む。

目次

お祈り
日本人の心
木まもり
仏になって描いた絵
西国巡礼の祖 花山院
補陀落渡海 平維盛
神仏混淆
志摩のはて
一期一会
日本の信仰
西国巡礼の旅
あかねさす 紫野
沖つ島山
神々のふるさと
熊野詣
心に残る観音像
葛城山をめぐって
西行のゆくえ
甲斐の国
なんとかなるサ
お水送り今昔
私の墓巡礼
竜女成仏
手を合わせる

解説 「かそけきもの」 青柳恵介